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【Letter for XXX】#22 ヴァスルコニームりょじゃさん

こんにちは、Shihoです。独断と偏愛で他己紹介をさせて頂く3Minutesマガジン「Letter for XXX」。
#22 は ヴァスルコニームりょじゃさんです。

■#22 ヴァスルコニームりょじゃさん/Status:初対面(オンライン)

ヴァスルコニームとは、ペルシャ語で「繋がろう」「繋げよう」の意。「繋げることで、良い状態へともっていきたい」という意味を込めたこの名を冠し、りょじゃさんはこの4月から個人事業主として活動しています。そのパワフルでオープンな雰囲気に、初めてお話するとは思えないくらい楽しいインタビューでしたが、今のような自分になれたのは営業という仕事との出会いがあったからだといいます。

出身は京都、そして現在も近畿在住。その間に10年ほど横浜に住んでいたそうですが、ご主人の転勤についていく形で訪れた関東の雰囲気・環境は、りょじゃさんに大きなカルチャーショックをもたらします。家父長的な文化が根強く残る地元では、女性は働かずに家にいることを良しとされ、養ってくれる男性を見つけてお嫁にもらってもらうことを考えるのが第一。多様な価値観をそもそも知らない中では、「女性も自分の意志で自由な選択をしていいんだ」ということに気付く術さえないのも当然です。

そんな中、家族ごと転勤引っ越しで横浜に移ったりょじゃさん。そこで見たのは、共働きで自らも稼ぎながら、家事育児を夫と分担している女性たちの姿。そうして自身も営業として働き始めたりょじゃさんは、「自分で稼ぎ、自分のためにそのお金を使う」こと、そして「欲しいものがある時は、お願いするのではなく自分で稼げばいい」という新しい世界に出会います。

しかし、面白かったのは何も「自分で稼ぐこと」だけではありませんでした。「稼ぐ」ということはつまり、何らかの価値を相手に提供しているということ。りょじゃさんが従事していた個人向けの訪問営業は特に、自身の提案がいち個人の人生に何かしら影響を及ぼすものといえます。もともとは「営業にくる人の気持ちなんて分からない」タイプだったというりょじゃさん。しかし、自身の提案するプランを通じて知らなかったお客様が選択肢を知り、ご自身でより良い方法を選んでいかれる瞬間をたくさん目にしているうちに、そのお手伝いが出来ていることが大きな喜びに繫がっていきます。自分以外の人をほんの少し幸せにすることで、自分自身も幸せを感じ、さらにお金ももらえるという事実は、「良いと思うものを提案し、広めていく」行為に対する熱量をどんどん加速させていきます。

そんなりょじゃさんが現在その存在を広めようとしているのは「月経カップ」。出会ったのは10年以上前、二人目のお子さんを出産後、戻ってきた辛い月経に対して「もうこんなのは嫌だ!」と感じたことがきっかけでした。海外旅行の際、日本のように高品質ではない現地の月経用製品をみて「ナプキンやタンポンではない何か別のものがあるはず」と感じ、調べていく先に見つけたのが月経カップ。医療用のシリコンを使っているというドイツ製品に出会い、片言のドイツ語で恐る恐るフォームに入力して購入したその製品を使用してみると、「女性がこんなに快適になっていいの!?」と驚くほどの体験だったそう。自身が感じたその衝撃のまま、知人に広め、きちんとした知識も身に着けているうちに、徐々にその存在についても知られるようになってきた現在。もちろん体形や性質的に月経カップが合わない人もいるため、対象範囲を月経グッズ全般へと広げ、様々な女性の月経や身体の悩みを聞いて、その解決の後押しのために最適な商品を紹介するアドバイザーとして活動しています。

現在はさらに性教育についても学び、その改善のために出来ることを模索しているりょじゃさん。日本では長くタブー視されているこの分野では、教育の中で正しく知識を習得できる環境が整っているとはとても言い難い状況です。もともと「察する」ことを良しとする暗黙の了解を前提とした文化の強い日本で、海外のように「お互いが楽しむコミュニケーション」として性生活を捉え直すまでには長い道のりがあるのかもしれません。それでも、月経カップを通して女性が自身の身体と向き合い大切にすることを進める先には、その身体が感じる喜びに対してパートナーとも対等にコミュニケーションを取れることが、次なる大きなステップとなるはずです

営業で感じた「自分の提案が誰かのためになること」への喜び。それが身体に直結するものであればあるほど、相手の人生にもたらす影響もきっと大きくなります。自分の身体とは、誰しもが一生付き合っていくもの。自分で自分を大切にすることを伝え、それをサポートできる手段を提示していく先に、りょじゃさんにとってもさらに大きな喜びが待っているはずです。

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Letter for XXXは、不定期かつ独断と偏愛で随時更新していきます。


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