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【Letter for XXX】#16 仲村武彦さん

こんにちは、Shihoです。独断と偏愛で他己紹介をさせて頂く3Minutesマガジン「Letter for XXX」。
#16 は仲村武彦さんです。

■#16 仲村武彦さん/Status:初対面

2回目の他己紹介bosyuを出した所、いの一番にご連絡をくださった仲村さん。仲村さんのあらゆるエピソードに共通しているのは「思い立ったら即行動」「起きた問題を起きた瞬間に解決する」ところでした。

もともと出身は沖縄。「将来は国際関係で働きたい」と考えて向かったアメリカのホームステイ先は、3か月で旅立ち。その後アパートに友人4人で入居するも、2人がそこを出ることにしたと知ると、自分が先に出てしまうという行動の早さ。その後住んだ一軒家が売却されることがわかると、その時たまたま引越の様子が見えた向かいのアパートのオーナーにその場で交渉して転居決定。妹の大学進学で費用の問題が出ると、悩むことなく自分が中退して帰国。ここまでで約3年ですが、きっともっと色々あったことでしょう(笑)。

その身のこなしの速さは就職後も変わらず、初めて社会人として入社した施設管理会社を皮切りに、酒類小売チェーン店、不動産会社、外資系物流会社、バイリンガルITサービス会社、アメリカの物流会社など様々な会社を経験。実はその合間をぬって、基地の中の大学の夜間コースに編入したりもしていたそうです。本来は基地内部の方のための施設ですが、試験をうけ、合格ラインまで3点足りなかったものの運営側にかけあってOKを貰ったというからまた驚き(笑)。希望退職のような局面にあっても「ラッキーチャンスが来た」と捉えて人生を即方向転換したり、そんなエピソードも既に笑い話に昇華していたり、即断即決の行動力と解決力は本当に羨ましいです

そんな仲村さんの根底にあるのは「時間の価値」に対する意識で、特にそれが拡張されたのが前職時代のお話。通信会社などをクライアントとして、そのインフラ機能を守るために契約している機材・部品提供会社には、回線を停滞させないために保守・機材交換における時間的制約条件が契約に入っているそうです。その取次・物流を請け負う企業に勤めていた仲村さん。1時間45分という制限時間との闘いは、意思決定の速さを持つ彼にマッチするものでしたが、同時に管理する立場の自分では「運ぶ」という行動がとれない故「誰でもいいから“今”時間がある人、誰か運んで!」という想いを強めていったそう。起きた問題を起きた瞬間に解決してきた仲村さんにとって、自分だけではそれが出来ないという体験が「自分以外の誰かの時間」について考えるきっかけになったのかもしれません。

昔から「時は金なり」といいますし、「時間」が「通貨」となった世界を舞台にした『TIME』という映画も作られるなど、特に現代では一層その価値を高めている「時間」。だからこそ、そんな「時間」をそれぞれが大切にしあえるように、起きた問題を起きた瞬間に解決することができるように、そしてそのヘルプに対価が生まれるように、今仲村さんは「お手伝いのマイクロクラウド化」のようなサービスを構想しています。体調が悪くて買い物にいけないとき、子供が泣き止まずにミルクを買いにいけないとき、駅に忘れ物をしてしまったとき。そんな“今”解決したい小さな問題を、きっと誰かが“今”解決してくれる、その小さなお手伝いの時間に対価を。“今”必要で“今”助けられるのは警察・消防・救急車だけ。事件でも火事でも危篤でもないけど、世の中の“負”は小さな問題の積み重ねで起きていることを考えると、そうなる前に“今”解決してしまうセーフティネットがあっても良いのかもしれません。

でもこのサービスがローンチするのはもうちょっと先になりそうです。なぜなら、今仲村さんは愛する息子の子育ての真っ最中。お金がなくなっていくとしても、お金を払ってでも、愛する息子が育っていくこの時間は買いたい。「早さ」で生きてきた仲村さんが「スローもいいな」と思ってしまうほどの人生の幸せとその実態、ゆっくりと受け止めて、そしてまた走り出してくださいね。

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<後日談>
このnoteを書いたのは3月の頭頃だったでしょうか。それからしばらく、仲村さんが愛する息子と時間を過ごしながらもサービスを立ち上げるのを待っていました。そしてついにそのサービス【te2te(ティトゥティ)】が4月22日(水)にローンチ。

家族との時間を経て、そしてこのコロナの状況を経て、“今”たちあげるべきとして始めたそのサービスサイトに、本記事の言葉を使って頂きました。

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Letter for XXXは、不定期かつ独断と偏愛で随時更新していきます。


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