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初心者が初めて真面目に考えて競馬をやってみた【第22回チャンピオンズカップ】

みなさんこんにちは。
突然ですがみなさんは競馬ってやったことありますか?私はありません。

いや、厳密にいえば2回ほどやったことはあります。でもその2回は旅行中行く場所がなくなった末に競馬場に行ったのと、友達との付き合いとでやったというだけでちゃんと予想して馬券を買ったわけではありませんでした。

とは言うものの競馬をちゃんとやってみたいという気持ちは結構前からあったんですよね。というわけで今回は自分なりに情報を集め、真面目に予想し考えたうえで馬券を買ってみようと思います。目指せ万馬券!行くぞ!

はじめに

冒頭で書いた通り、筆者は競馬のことなんぞ全く分からないに等しい素人です。ウマ娘ですらやったことはありません。念のために書いておきますが、この記事に書いてあることを参考にして馬券を買うようなことはしない方が良いのではないかと思います。情報もあやふやだし。
参考にするならもっと違う人の記事なりブログなりを見てみてくださいね。

買うレースを決めよう

ということでまずはどのレースで馬券を買うか決めましょう。競馬の知識はほとんどないと言いましたが、「G1」という括りのレースがすごいということはなんとなく知っています。軽く調べましたが、要は競馬の世界で最もグレードの高いレースのようです。

どうせならG1レースが良いな…と思って調べると、あるじゃないですか。おあつらえ向きのレースが!

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チャンピオンズカップ
「世界に通用する強い馬作り」を目指すべく、1981年に芝2400メートルの国際招待競走「ジャパンカップ」が誕生したが、ダート競走においては、1995年に中央競馬・地方競馬相互間の交流が飛躍的に拡大され、ダートグレード競走で活躍した馬がドバイやアメリカのダート競走に挑戦するようになった。これにより、ダート競走においても「ジャパンカップ」と並ぶ国際競走を開催しようという機運が高まり、2000年にわが国初のダートの国際招待競走「ジャパンカップダート」が創設された。
その後、2014年に日本調教馬を中心としたダート最高峰の競走としての位置付けを明確にする観点から国際競走としたうえで、中京競馬場・ダート1800メートルを舞台に定量で行われる「チャンピオンズカップ」へリニューアルされた。
また、本競走は2008年に創設された「ジャパン・オータムインターナショナル」(秋季国際GⅠ競走シリーズ)の最終週を飾るレースとなっている。

JRA公式サイトより引用

これだ!ちょうど良く近日に開催されるG1レース!ダートでは国内最高峰のレースらしい!注目度も高そうだ。というわけで今回はこのチャンピオンズカップで馬券を買うことに決定!

レースの基本情報について知る

まずはこのチャンピオンズカップがどういうレースなのかを知っておきましょう。

開催場所:中京競馬場
コース:ダート1800m
出走資格:3歳以上

多分ざっとこんな感じ。

さて、競馬には「芝」と「ダート」があるというのは知っているのですが、何が違うのか?これがわからない。「芝」は草、「ダート」は土。しかしそれだけではないはず。
調べてみると、どうやら芝のコースで重要なのはスピード、ダートのコースで重要なのはパワー・スタミナという特徴がありそうです。芝は走りやすいからしなやかさがモノを言うが、ダートは足を土に取られるためそれなりのパワーが必要…ということらしいです。なるほど。
今回のチャンピオンズカップはダートなのでパワーやスタミナのありそうな馬に注目したほうが良いのかもしれないぞ。

そして出走資格は3歳以上。つまり3歳以上なら牡馬(オスの馬)でも、牝馬(メスの馬)でもOKということになります。しかしどうしても牡馬のほうが速いというのはあるようで、つける重りの重さで若干のハンデがつくみたいですね。牡馬牝馬の違いはあまり気にしなくてもいいように思えますが、どっちかと言えば牡馬のほうを信用したい…、という程度なんですかね。
年齢も重要な判断材料になってきそうです。若いほうが元気だけど、歳を重ねているほうがメンタルが強い、みたいなのってあるんでしょうか。この辺は過去の勝利した馬の年齢とかもみて判断していきたいですね。

出走する馬について知る

次は出走馬について調べます。JRAの公式サイトの出馬表を見ながら考えてみましょう。とは言っても調べられる部分が滅茶苦茶あってビビります。ぱっと見すぐ分かる年齢や牡馬か牝馬かということの他に、過去のレースのデータ、親となっている馬の成績、騎手との相性、などなど。馬自体のことだけでなく、出走する場所が内側か外側かというようなことも考えなければなりません。

さすがに全部のことを調べ上げるのは骨が折れる…、ということで今回は

・出走馬の過去の成績
・前走のレースを見て、どんな走り方をしているか
・年齢、性別、枠順などの基本的情報

この3つを主に見ながら、注目する馬を考えていくことにします。親馬のことや騎手のことについては考慮に入れないことにしました。まだ自分にはそこまで考えられないと思ったので…。

前走のレースを見てみよう

次はそれぞれの馬が出た1つ前のレースを見てみましょう。とはいっても詳しいことを見る目はないので、「前方をずっとキープするタイプ(逃げや先行)」なのか「序盤は後ろで我慢しつつ最後に前方に出るタイプ(差しや追い込み)」なのかくらいは知っておこうと思います。「先行」とか「差し」とか、言葉は知ってるけど意味合いとしてどの程度のものなのかはよく分かりません。

各馬のスタイルをなんとなくつかんだら、今度は枠順を見てみます。枠順とは馬がスタートする位置の順番のこと。今回は16頭の馬が走るので、馬の番号は①~⑯まであり、番号が若ければ若いほど内側になります。
調べてみると、基本的にはやはり内側のほうが有利みたいです。特に逃げや先行の馬は外側に行った場合のデメリットが大きいそう。一方で差しや追い込みの馬は外側にいるメリットもありますが、もちろんデメリットもあるみたいですね。臨機応変に対応できるなら、真ん中くらいの番号でも走りやすいらしい…。なるほどなるほど。

注目する馬を決める

さて、ここまで自分なりに調べて色々考えてきました。いよいよ自分が注目する馬を決めていきます。ちなみにこれを書いているのはレースの2日前。馬券を買うのは当日にしますが、あらかじめ買い目の馬にあたりをつけておきます。馬名の前に着いている番号は今回のレースの馬番号です。

①ソダシ(牝馬 3歳)

このレース唯一の牝馬。実はこの馬だけは名前知ってました。Twitterとかで流れてきて名前を見たことがあったので…。人気のある馬のようです。
注目したのはこの馬は今回がダート初出場ということ。これまでは芝のレースを走ってきて結果も出しているようですがダートでは果たしてどうなのか。枠順が最も内側ということもあり、ダークホース的な1頭になりそうです。

⑥テーオーケインズ(牡馬 4歳)

過去のレースでは今回と同じダート1800mでの勝率がかなり良く、1着が4回で2着が2回。G1レースでの勝利経験はないものの十分期待できるのではないかと判断しました。枠順も真ん中あたりなので悪くないと思います。

⑦サンライズホープ(牡馬 4歳)

ここ最近の4レースで1着が3回。さらに今回と同じ中京競馬場のダートのレースでも好成績を残しています。さらに注目したのは体重。今回の馬の中で一番重量があり、パワーが必要なダートのコースで力を発揮してくれるのではないでしょうか。

⑬チュウワウィザード(牡馬 6歳)

前年のチャンピオンズカップの優勝馬。G1レースでの経験も豊富で、コンスタントに1~3着の好成績を出しています。なんとなくですが、この馬からは安定感を感じます。

⑮メイショウハリオ(牡馬 4歳)

今回のレースは逃げや先行ぎみの馬が多い中、少ない差しぎみの馬。ここ数レースの成績は良く、前レースは5番人気ながら1着。一番気になってるかもしれません。だいぶ外枠ではありますが、差し馬なのでなんとかしてくれることに期待。

⑯カフェファラオ(牡馬 4歳)

この馬も差し馬っぽい印象。最も外側の位置だが、過去のレースでは15枠や16枠で1着を取った経験もあり、何かしてくれてもおかしくはなさそう。G1で勝利した成績もあり、地力は期待できそうな一頭。


以上が今回私が注目している馬たちです。…どうだ!?正直期待もあり不安もある感じですが、自分である程度は根拠を持って選んだ馬たちなのでワクワクしますね。
さて、次はいよいよ馬券を購入します。なおここまでがレース2日前に書いているもの。どういう馬券をどのくらい購入するかは当日のオッズなどとも相談して決めていきましょう。それでは、レース当日に、GO!!!!!


レース当日、馬券を買う

さて、レース当日になりました。事前にネットで馬券を購入する方法は調べておいたので、あとは決断するのみ。結構ギリギリでも買えるみたいですが、まだ慣れてないし間に合わなかったら嫌なので大体12時くらいに買いました。ちなみにレースは15時30分から。

自分が見たのは12時くらいのオッズですが、最終オッズはこんな感じ。

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私が見た時とは少し人気順が前後している部分もありましたが、そこまで大きな変化はなさそう?直前で1番人気が①ソダシから⑥テーオーケインズに入れ替わったみたいです。

さて、馬券にもいろいろ買い方があるみたいで、わかりやすい単勝(1着になる馬を当てる)や複勝(1~3着に入る馬を1頭当てる)などのほかにワイド(3着までに入る2頭の組合せを当てる)や3連単(1着、2着、3着となる馬を着順通りに当てる)など、買い方の組み合わせは無数にあります。
むむむ…。どうすればいいんだ。といろいろググってみると初心者はワイドで買うのがおススメという情報をいくつか目にしました。なるほどね…。

…よし!決めたぜ!俺が買った馬券はコレや!!!

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ワイドで⑥、⑦、⑮のボックス買い!

これじゃ!ボックス買いとは馬券に記されている馬のすべての組み合わせを買うという意味。今回の場合は⑥-⑦、⑥-⑮、⑦-⑮の3通りの組み合わせを買ったということになります。これらの組み合わせで3着以上に入ってくれば見事的中ってワケ。
…なかなかいいんじゃないか!?競馬やってる感あるぞ!6番人気の⑦サンライズホープと10番人気の⑮メイショウハリオを絡ませつつ、1番人気の⑥テーオーケインズも入れてみました。
金額はそれぞれ700円で合計2100円。決して高額ではありませんが、それでも個人的には結構ドキドキする金額です。


………しかしこれでは終わりません。せっかく競馬を予想するんです。しかも今回はG1レース。どうせだったらドカンと1発の夢、見たいじゃないですか。となるとやはり狙いは3連単3連複(1着、2着、3着となる馬の組合せを当てる)あたりか…。う~む…。

………当たる確率はかなり低いけど、買ってみるか!!!

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ということでまずは3連複を2枚。①-⑥-⑮と①-⑬-⑮の組み合わせを300円ずつ購入しました。ダート初挑戦の①ソダシがどう来るか分からないのが少し怖いですがどうなるか。前回覇者⑬チュウワウィザードも絡ませてみました。どうだ!?

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そしてさらなるデカい夢3連単。⑦→⑯→⑥で行こうと思います。金額は300円。4番人気⑯カフェファラオが終盤差してくるが一歩及ばず2着、みたいな展開を予想。後の2頭は先行ぎみで自分が信頼している馬を選んでみました。

以上が今回購入した馬券になります。ちなみにどこのサイトを見ても「初心者が3連単で買うのはやめておけ」とか「短期ではなく長期での収支を考えましょう」とか書いてありました。う、うるせ~~~~!!!!!!!!

とにかく、今回購入した馬券をまとめると、

ワイド⑥、⑦、⑮ボックス×700円=2100円
①-⑥-⑮と①-⑬-⑮の3連複×300円=600円
⑦→⑯→⑥の3連単を300円
合計3000円

こんな感じ。よし!これで決定じゃ!金額的にも良い感じにまとまりました。大損するほどの金額じゃないけど負けたらしっかり悔しい金額だし、これ以上になって帰ってきたら普通に嬉しい金額。いい塩梅です。自分のお財布事情を鑑みても、このぐらいが一番ちょうどよくドキドキできる気がする。

さて、あとはもう出走を待つのみ。時間になったらテレビの前にスタンバっておきましょう。

レース本番!

いよいよレース直前。スターティングゲートに各馬が収まっていく。やばい、めちゃくちゃドキドキする。素人目にしか分からないけど、ちょっと落ち着きがないような様子の馬がいるとめちゃくちゃ不安になるな。
そして…!ついにスタート!

レース展開の解説は経験不足なのでできません。詳しくは動画を見てください。

さあ、結果は…!?

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1着 ⑥テーオーケインズ
2着 ⑬チュウワウィザード
3着 ⑪アナザートゥルース

えー、

惨敗!!!!!!!

ひ、一つも的中しなかった…。うそぉ…。ワイドで買ったの1つくらい当たると思ってたんだけどなぁ…。悔しい。………悔しい!!!!!

結果をよく見てみます。1着のテーオーケインズ、2着のチュウワウィザードは注目馬として挙げてたのでまぁ惜しかったといってもいいんじゃないでしょうか。ただ3~6着の馬に関しては候補に挙げてすらいなかったですね。難しい!7着のメイショウハリオがもっとグググっ、と前に来てくれるかと思ったんですがそう思い通りにはいきませんね。

反省会

結果を踏まえて自分の予想を振り返ってみます。

まず最初の反省点は年齢で馬を切ってしまったことです。実は今回の予想では7歳以上の馬は候補から外していました。その理由は過去10年間のチャンピンズカップで優勝した馬に7歳以上の馬がいなかったから。しかしよくよく見てみると2着、3着に7歳以上が食い込んでいるケースは普通にありました。馬券に絡むのは1~3着なのにも関わらず、そこを考慮せずに真っ先にベテラン馬を外してしまったのは失敗だったかなあ、と思います。事実今回も7歳のアナザートゥルースが3着に入っていますしね。

2つ目の反省点は馬の特性をもう少し知っておくべきだったかも、という点です。なんとなく差し馬だなと思っていた馬が思っていたよりも前にいたり、逆に逃げ馬だと思っていた馬が少し後ろ目にいたり。今回は前走のレースだけを見て参考にしましたが、そのほかにも情報を仕入れて各馬の得意な走り方をちゃんと知っておいたほうが良かったですね。今回は「差し馬っぽい」、「逃げ馬っぽい」みたいな評価の仕方をしていたので。自分の中であやふやだった部分が確信に変われば、レース展開を自信をもって予想しやすくなるかもしれません。
でもそういう情報はどこで仕入れればいいんでしょうか?もっとレースをさかのぼって見てみるか、データがまとまってるサイトとかがあるのか、はたまた競馬新聞か。とにかく、次はもっと考えたいですね。

おわりに

結果は残念ながらほろ苦い敗北に終わりましたが、それを含めても中々に楽しかったです。色々データとか見て考えるのも面白かったですしね。それにちゃんと自分なりに考えて予想をしたので、レース直前くらいからレース結果が確定するくらいまでのドキドキは物凄かったです。まあもちろんお金が絡んでいるから、ということもありますが…。このドキドキ感は中々味わえるもんじゃないですね。

どうやらまだ年内にG1レースは5個くらい開催されるみたいなのでまたやってみるのも楽しいかもしれません。今度はバシッと的中させて気持ちよくなりたいですね。

あと今度はリアルで馬が走っている所も見たいなあと思いました。友達と行ってあーだこーだ言いながら予想するのも楽しそうです。今はまだ自由に競馬場に入れるわけではなく指定席販売限定とのことですが、是非いつか生で馬たちの熱い走りを見てみたいものです。そして俺も熱く血をたぎらせたい。

というわけでこの辺で終わりです。
最後になりますが、ギャンブルはほどほどに。自戒の意味も込めて。
それでは。

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