【登山】雪崩はこわい!
つい先日、日本勤労者山岳連盟が主催する雪崩講習会を受講してきました。わたしとおなじ山岳会からの参加者3人とともに、国立立山少年自然の家まで行ってきました。あー、遠かった。。
わたし以外の3人は全員、山スキーヤー。雪崩講習会に参加する意味が大いにあったわけです。ではなぜわたしは参加することに決めたのか。恐るおそる雪山を体験した前シーズンより、気持ち的に余裕を持ちたかったんですよねぇ。
全体で参加者は20名ほどでした。基礎1、基礎2、コンパニオンレスキューの3つのコースにわかれて学びます。わたしが参加した基礎1の流れと内容をかいつまむとこんな感じ。
講習の流れとポイント
(1)雪崩のメカニズム
・雪崩には表層雪崩と全層雪崩がある
・表層雪崩は予見できない。全層雪崩は予見できる
・登山者が遭遇する雪崩の大半は表層雪崩である
・表層雪崩は弱層という不安定な雪の層の存在がキーである
・弱層の底部にはしもざらめ雪の存在がある
(2)雪山装備について
・雪山登山の三種の神器「ビーコン」「プローブ」「シャベル」
・同一パーティーの全員が持っていることが重要
・ビーコンは楕円状に電波を発する。探索する際はそれを考慮する
・プローブは3mほどのもの推奨。それ以上長くても掘り出し困難
・シャベルは肩がないものはNG。足を乗せて雪面に食い込ませにくい
(3)雪崩事故事例の研究
・2007年11月23日に発生した上ホロカメットク山 化物岩雪崩
・1995年12月31日に発生した北岳 大樺沢雪崩
山スキーによる雪崩出現と救出までの動画
たしか(3)の事故事例研究の冒頭で紹介された動画です。雪崩の発生から救出までの一連の流れを見ることができます。埋没しても仲間のすばやい救出行動しだいで生還できることがよくわかりました。
講習前は、雪山のリスクを知ったうえでどんどん雪山にチャレンジするぞ!と思ってはいましたが、知れば知るほど怖いですね。山域にもよりますが、無雪期にも増して、単独行は控えたほうが良さそうだな。。いくんだろうけど。。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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