●薬剤師が考える苦手科目の克服方法

・前回の振り返り
前回は、「薬剤師が考える勉強のアウトプット」という題目で話をしました。
アウトプットは他人相手でも自分相手でもできること、アウトプットの重要性が伝わっていれば良いなと思います。
本当にやってみると意外に書けないことがわかると思います。そこがおそらくまだ完全に自分のものにできていない箇所になるのでそこを詰めていけばまだまだ伸びていくと思います。

・苦手科目はどうするか
前回までの話で勉強を進めていくと、ある程度勉強を始めた頃より成績が上がってきたことは実感できると思いますが、如何せん科目ごとにバラツキがあると思います。
バラツキの中でも1つだけいつもできない科目もあるかと思います。
今回は、その科目をどうするか僕がやってきた対策を皆さんと共有していきたいと思います。
薬剤師国家試験という試験は物理、化学、生物、衛星、薬理、薬剤、病理病態、法規、実務の9科目から構成されています。
僕が受けた時には総合の合格ライン以外に各科目に足きりがありました。
※これは近年の試験では異なる可能性がありますので、各個人で調べてください。
僕は中でも物理がとても苦手でした。おそらく物理が苦手という学生は多いと思います。しかし僕はなんとか逃げ切りました。
方法は『できる分野は確実に取る』『基礎基本の分野は取りこぼさない』です。

・出来る分野は確実に取る
皆さん、苦手、苦手と言いながらおそらく詳細を詰めるとできる分野とそうでない分野があることが多いです。
僕の場合は、計測機器や放射化学はまずまずでしたが、難しい数式は解けないことが多かったり、解けても時間がかかることが多かったです。
なので、僕は計測機器関連や放射化学関連だけは最低限取るという気持ちで今までに示した勉強を行ってきました。

・基礎基本の分野は取りこぼさない
苦手科目という先入観から毛嫌いをすることが多いかもしれませんが、意外と問われているのが基本的なことだったりします。
語句の意味を知っていると解けたり、難しく書いているように見えてもよく考えると簡単な計算問題で、参考書に書いてあるようなことを利用するだけで解けたりすることも多いです。
今一度、問題をしっかりと見てみることをお勧めします。

・試験の順番はどう解くか
なんとなく皆さんわかると思いますが、苦手科目は最初に取り掛からない方が無難です。理由は下記になります。
1.苦手な科目を初めに解くと、解けなかった時のダメージがかなり大きい。
2.複数科目を受ける時に苦手科目を最後に持ってくると、残り時間と残りの問題数をあまり意識せずに済む。
たとえば開始の合図の瞬間に苦手科目に取り掛かり、時間をかけてでも問題は解けました。でも残りは10分、空白の問題は20問あります。解けますか?という場合と、残り30分で苦手科目に取り組む場合を考えてみます。当然理想は後者ですよね。苦手科目を最初に持ってくるか、最後に持ってくるかで心のあり方は違います。


~まとめ~
苦手科目でも出来る分野があるかもしれない。そこは確実に取ろう。
苦手科目でも基礎基本の問題は必ずある!そこは確実に取ろう。
苦手科目は最初に解かない方が良い!!

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