大好きだった人を思い出して病んだこと④

前回の続きです。

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病んでしまった私は、とにかく当時の彼に会いたくてたまらなくなりました。

現在の彼の職場に思い当たる箇所は数箇所あり、しらみ潰しに行けばたぶん普通に会えたのですが、さすがにそんな勇気は出ませんでした。

そして私はYさんにとある場所でお茶したいと提案をします。
とにかくYさんに会っていろいろ話したいのと(ずっとLINEはしています)、このお茶をしたいと言った場所に当時の彼が働いてる可能性があったからです。
Yさんは私の提案に乗ってくれて、せっかく行くならちゃんと会わせたいし、その彼も出勤してないと意味ない！と言い、Yさんがここでお茶したいと提案したことにし、半年ぶりぐらいにまたLINEを送ることにしました。
ちなみにYさんは仕事でこの近辺まで来ているものの家はかなり遠いので、私はYさんの仕事に合わせて平日会えればいいかなーと思っていましたが、せっかくちょっといいお茶するならその後仕事とか行きたくないし、何より平日だとその彼が出勤してない可能性もあるから休日にしようということになりました。さすがです👏

こうして半年ぶりぐらいに送るLINEにお茶する場所のスクショを添え、ここが現在の職場かとシンプルに問いました。

そうだよ食べに来るの？

と返信があり、

友達と行きたいねって話してたのがここで、もしかして働いてる場所かな？と思って

と返しました。

この後、せっかく行くならいる日に行きたいということ、月をまたいで最初の土曜日に行く予定ということを伝えると、多分その日は出勤してるとのことでした。

こうして運命の日まで約2週間、久々に会うとどんな感じなんだろう？と、また心がザワつくのでした。

相変わらず、家に帰ってはパンドラを開き悲しくなり、負のループでした。
開かなければいいのに、心があの頃に戻りたくて仕方ないので勝手に手が出てしまうみたいな、操り人形状態でした。

昔のアドレスにメールを送ってみたりして、結局、宛先不明で返ってくるエラーのメールにまた病みました。
届くわけがないのは分かっていたのに、なぜかあの頃に届く気がしてたのです。

あとはfacebookには昔の投稿や昔のコメントが残っていたので、それを見てまた切なくなりました。
その時に、彼がケータイが壊れた時用に載せていたアドレスとLINEのIDが目につきました。

今LINEできているからこれは今のものと同じです。

アドレスは機種が変わって@の後ろが変わっていました。
それでもかなり前のものなので変わってるかもしれないけれど、知りうる限りの1番新しいアドレスなのでこっそり登録し、件名に昔の呼び名だけを記載して送りました。

エラーにならなかったのできっと届いてると思います。そして、この呼び名で呼ぶ人はたぶん私以外にはいないので、アドレスが分からなくても、きっと誰が送ったかは察しがつくはずです。

当然ですが返信は来ませんでした。

後腐れなく別れたはずの女が何か企んでいる？と思ったことでしょう。

働く職場が分かってしまえばこっちのもので、正直いつでも会いに行けます。

仕事が終わっていつもならまっすぐに帰る私ですが、こんな日はどうしようもなくふらふらしてみたくなり、とうとう働いてる建物まで行ってみることにしました。

きっとこの建物のエントランスまで行けばいるんだろうなーと思いながら、さすがに中に入ることは今の私が許しませんでした。


外のベンチに座ってただ周りをひたすら見渡して、偶然ばったり会えたらなんて考えて、しょうもない妄想をして、悲しくてとぼとぼ帰りました。

帰りの電車で、この駅でよく降りたなーとか思い出も甦ってきて降りてしまおうかなと思いましたが、旦那よりも遅く帰るわけにはいかない、と、今の私が過去の私に言い聞かせ、なんとか真っ直ぐ帰ります。

最寄りに着いてから少しだけ思い出のある場所に立ち寄ろうとしてみたけど、それは今じゃないと言い聞かせ、なんとか家路に着きました。

家までがこんなに遠く感じたのは初めてでした。

⑤へ続きます