見出し画像

平良達郎を支える2人。

平良達郎(THEパラエストラ沖縄)が 10月15日ラスベガスで行われたUFC Fight nightにてUFC2戦目を迎え、2R4分19秒 腕ひしぎ逆十字硬めで見事な一本勝ちを収めた。

そしてパフォーマンスオブザナイトも獲得。

どう評価しても100点満点の結果だったと思う。

達郎の凄さは試合を見てもらえればわかると思うので今日はセコンドについていた師匠である松根さんと兄弟子の遼ちゃんのことを少し書こうと思う。

UFC初戦から、2人の的確なアドバイス、そして献身的な支えがあって達郎の勝利は手繰り寄せられていると強く思っている。

私は格闘技素人なので練習プランや試合での作戦の話は上手くできないが、帯同している中で2人の人間力というか常に達郎にとってのベストを導き出そうと行動できる姿勢に感服してしまう。

マネージャー業や様々な裏方としてそんな風に寄り添える人間は他にもいることだろう。

重要なのは寄り添える力がありながら2人とも修斗のチャンピオンという偉業を成し遂げているという点だ。

きっとその寄り添う中で見えている世界が私や他の人とは違うのだろうなと思う。

選手に寄り添うということは、減量中でしんどい&試合前の緊張や不安がある中で出てくる選手の要望を客観的に考えてベストな答えを出して導いていかなければならない。

達郎は繊細な部分も多く本人が1番苦労していると思うけど、松根さんや遼ちゃんが一つずつ丁寧に不安や迷いを潰していくシーンを何度も見てきた。

私が1番好きなのは2人とも否定の言葉を使わない所だ。

これは、普段から私に対してもそうなのだけど頭ごなしに否定をしないし、ネガティブなワードを使わない。

今回、相手の計量オーバーが発覚した時も達郎自身がその話題に持っていかない限り、話が出ることもなかったしそれ以上に相手の悪口や文句などは一切言わなかった。

達郎が自分からその話題になったタイミングで達郎の感覚に合わせてその出来事について話す程度。

全員、ふざけんなクソが!と、はらわた煮えくり返るくらい怒ってたのに。笑

でも、その自分たちの感情を今の状況で吐露したところで、達郎にとってプラスにならないことをチーム全員理解していてずっと明るくてポジティブな空気を作っていた。

その空気が必要以上の不安を達郎に与えなかったのではないかなと勝手ながら思っている。

達郎がぼそっと

「でも、相手やっぱりフレーム大きかったですよね?」

と呟いた時の松根さんの答えは

「達郎、そんなことはないよ。お前の方が格闘技と真摯に向き合ってきたんだし、レベルが違う。何も問題ない。」

私の不安も一気に吹き飛ばされたことを覚えている。

達郎が松根さんや遼ちゃんをリスペクトしていることは昔から知っていたしもちろんなのだが、松根さんと遼ちゃんも達郎のことを1人の選手としてとてもリスペクトしている。

そんな3人の関係性が大好きで私も微力ながら近くでサポートさせていただける日々に感謝の気持ちでいっぱいだ。

ありがとうありがとうありがとう。

そして、勝利おめでとう。

また、松根さんも遼ちゃんも一国一城の主。

遼ちゃんは新しいパーソナルジムをオープンしたばかりで、絶対に来れないであろう状況をこじ開けて駆けつけてくれた。

松根さんも沖縄に多くの生徒を抱えており、毎日現場で指導を行う立場、帰って早々に修斗沖縄大会も控えている。

そんな2人が留守の間、ジムを守ってくれた千葉の内藤選手や石井選手、パラエストラ沖縄の旭那選手やサイダー選手、またスポットで指導に入っていたその他の選手のみなさんのおかげで今回の勝利があったと思う。

本当に感謝してもし足りないほどのありがとうを伝えたい。

らぶゆーがいずっっ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?