読書:野生と共生

自分は現代っ子であるし、野球、バスケ、アメフトなんていうアメリカ三大スポーツやってきたような西洋文明にも毒されてる。焚き火して癒され、風の匂いと温度で季節を感じたいがために地元に残り、一方で、エアコンの効いた部屋でネットして音楽聴いていたいとも思うのです。

また今の担当の福祉の仕事って、現代社会で生きる歪み、そしてカネとコネの問題に集約されていき、その歪みの渦中にある人は、孤独孤立に。この本読んでると、その解決は福祉や哲学というより、土に触り、風を感じ、火を扱って地に足つけて生きる文化人類学的なものにあるのではないのかとさえ思う。

この山井さん、スノーピークの2代目社長ということだけど、こんな身体感覚を言語化した言葉の数々、ほんとすごいなあ。スノーピークが評価されるのは、オシャレとか良いものを作る以上のものが伝わるからなんだろうな。

ほんとおすすめの本です。

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