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でかいかき氷で夏を得られる

でかいかき氷が食べたくなったので食べた。些か夏を先取りし過ぎていると思う、まだ梅雨入りして間もない。
夏がくる期待感と焦燥感が均等に混ざりあった時、人は夏を能動的に受け取りに行く。
我々にコントロールできない気温とか、海開きとか、花火大会、夏祭りとか、それら以外から摂取できる夏を摂取しにいくのだ。
今日の私はそれが、"でかいかき氷を食べる"だったのだ。

私はブルーハワイのかき氷に、ソフトクリームと練乳のトッピングを付けて注文した。
運ばれてきたかき氷は青くて、白くて、透明で、ガラスの器にはみ出るくらい盛られていて、おまけに少し結露で濡れている!
10分間の夏がそこにはあった。

余談だけれど、ブルーハワイという味はメーカーによって系統が全く違ってくる概念的な味だ。ソーダ味やラムネ味、そしてフルーツ系の味に分けられるので、食べる場所によってその味は違う。
だけれど私はブルーハワイ味が好きなのだ。あの、青くて、爽やかで、トロピカルな、そんな夏イメージだけを元に作られたような味が好きなのだ。

コメダ珈琲で食べた、でかいかき氷

夏の概念の味を一気にかきこんだ。
お腹にたまって、少し、苦しかった。

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