嫌われる勇気の読書感想文『トイレ掃除生活80日目』
おはようございます。
昨日読み終えました。
忘れないうちに感想文を書きます。
率直な感想は「危険な内容だな」というものでした。
読むなら絶対最後まで読んでください。
200万部超えの大ベストセラー「嫌われる勇気」
「売れてるし読んでみるか」と手にした本でした。
難しくて読了まで2週間掛かりました。
200万部以上売れてるらしいですね。
翻訳され世界中で売れているらしいです。
でもその内何冊が読破されたのでしょうか。
累計だけでなく読破した割合まで調べてくれると面白いのに。
そのぐらい私には難しい内容でした。
アドラー心理学について書かれている本を初めて読みました。
登場人物は哲学者と相談者の2人のみ。
書かれているのは対話のみ。
なぜか最後で急に和解しました。
第1章では【原因論】と【目的論】が書かれていました。
例に挙げられたのは引きこもりの方です。
原因論が一般的でしょう。
【原因論】過去に外で嫌な事があったから部屋から出られない。
これに対し目的論は違います。
【目的論】部屋出たくないから過去の嫌な事に対する恐怖という感情を作り出している。
つまり引きこもりは「引きこもる」という目的を成就している。
その手段として嫌な事を引っ張り出して怖がっている。
ということ。
ねっ、ここだけ読めば危険でしょ。
当人に言えば発狂して怒るでしょうから。
この本が危険だと思う理由は最後まで読む人が少ないだろうと思うからです。
それぐらい内容が難しい。
そして1度じゃ足りません。
何度も読み返して理解を深める必要があると思います。
知ったかぶりで使うと人が壊れる危険があります。
哲学者はこんな事を言っています。
【あなたが不幸なのは、あなたが不幸を選んだから】
【他社の期待を満たすな】
【家族であっても他者に介入するな】
【自由とは他者から嫌われること】
これらは本の中盤までに太字で書かれた内容です。
理解せずにこの言葉を使うのは危険でしょう。
私が1回の読了で思ったことは以上にしておきます。
この本には付け焼刃では使えない深みが溢れています。
これから先何度も読み返す必要があると思います。
その度に感想文も深くなっていくでしょう。
ですが私の考え方と近いものがあってとても面白かったです。
ただし頑張りすぎたり抱え込む人には不向きな考え方だと思います。
この本に書かれているのが全て人生の満点回答ではないことを念頭に読んで欲しいと思う本でした。
何しろ言い訳ができない考え方ですので。
「駄目なのはあなたが駄目なのです」と書かれています。
ですが後半ではこう書かれています。
「駄目なあなたを受け入れるのです」
読むなら絶対最後まで。
どうせ読むなら何度でも。
そんな本でした。
お求めは近くの本屋さんもいいですね。
おしまい