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昨日派手に転んだことをカッコ良くしてみた、という話『トイレ掃除生活122日目』

世界の常識は一瞬でひっくり返ります。
私にとって初めての体験でした。
よく考えてみてください。
地球は丸い、ということは
私たちの足元には空があるのです。

昨日の夕方のことです。

私の視界が一瞬で「雪の白」から「空の白」に変わりました。
強い衝撃を受けましたが、痛みはありませんでした。
ただただ驚きでいっぱいでした。

何気なく見ていた景色がガラッと色味を変えたんです。
世界を白に変えたこの雪景色。
でも見上げた空はもっと白かったんです。
雲の白が地上に降りてきたようでした。

見上げた空に浮かぶ雲も、飛ぶ鳥も、何もかもが新しく見えました。
全身で地球に寝転ぶことで英知を得た気がします。

私は初めて地球に丸みを感じたのです。
地球に引き寄せられていると感じたのです。


漠然と重力だと認識していた事は誤りでした。
私は地球に求められていたのです。
私は生きていていいんだ、と思いました。

もちろん私だけではありません。
浮かぶ雲もそれより遠くはいけません。
飛ぶ鳥もまた降りてきます。
地球は多くのものを求めていたのです。
私は地球に応えなければなりません。
「私が生きている」と伝えなければなりません。

昨日の夕方、降りしきる雪の中。
突然地球に引かれ全身を預けました。
一瞬でしたが素晴らしい意味を持ちました。

私は地球に求められていることを知りました。
衝撃とともに英知を得ました。
立ち上がった私に迷いはありません。

今日も精一杯生きていけます。

おしまい

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