【家事はゆっくりやるよ宣言】をした、という話『トイレ掃除生活１７１日目』

※この記事は２０時３０分就寝という目標に振り回された男の物語です。

妻の仕事復帰から約２週間が過ぎました。
仕事が終わったら保育園と学童へ子供たちを迎えに行きます。
家に着くのが１７時４５分頃。
私の中でゴングが鳴ります。
【カァン！】

子供たちにお片付けを催促して私はお弁当とみんなの箸箱や水筒を洗います。時間がありません。
すぐにお風呂を沸かし、食材を見渡し夕食の献立を考えます。
最近きのこがお気に入りです。煮物・炒め物にも出来る万能型です。

夕食が出来たらお風呂に入ります。
時間との勝負。子供たちは新生活に入って疲れています。
早く寝ないと疲れが取れません。早くしないと早くしないと早く早く。

本当にこれでいいのだろうか、と思っていました。

妻は大体入浴中に帰ってきます。
妻と入れ替わり私はお風呂を上がり夕食を食卓へ。
時刻は約１９時。
ご飯を食べてゆっくりしていれば消化時間も取れるだろう。

外で遊べないけど仕方ない。
絵本は食後に読めばいい。

本当にこれでいいのだろうか、と思っていました。

そんなときに長女の一言。
「どうしてそんなに急いでいるの？」

そういえばどうして私は急いでいるのでしょうか。
今日を犠牲にして明日に備え続けるのが正しいのでしょうか。
そこで妻に「ゆっくりするよ宣言」をしました。
楽しい方がいいに決まってます。

私は家事を抱え込んでいました。
妻と２人で協力すればいい事に気がつきました。

プランターの野菜にゆっくり水をあげようと思います。
日々育つ野菜を観察するのも大切です。
天気が良ければお散歩もします。
もうすぐおたまじゃくしが見られます。
絵本もゆっくり読めます。
そんな日々も大切だと思いました。

子供たちと手を繋げるのはあと何年でしょうか。
近所の散歩がこんなに楽しく感じられるのはあと何年でしょうか。
絵本の読み聞かせを聴いてくれるのはあと何年でしょうか。

いま出来る事をいましようと思いました。
誰も相手をしてくれなくなった時、私は家事でタイムアタックしようと思います。
家事で最速を求めるのはそれからでも遅くありません。
人生って意外と長いんですよね。

ていうか家事って本当に大変ですよね。
してもらっている人は感謝しましょう。
している人は感謝されましょう。

おしまい