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ノイローゼになって転職した話【後編】

おはようございます。
私がずっと苦しんでいる時、妻は何も言いませんでした。
家で愚痴をこぼすのが嫌な私も何も言いませんでした。
それが本当に有難かった。

毎朝吐くようになった頃、子供の寝顔しか見ていませんでした。
どんなに疲れていても眠れなくなっていた私は早朝から出社していました。
ある朝、出社しようと玄関を出た私は子供に呼び止められました。
時刻は5時過ぎです、子供は必死に起きたのでしょう。
泣きながら「行かないで」と抱きつかれました。
私は泣きながら出社しました。
やっぱり妻は何も言いませんでした。


次の日の朝、妻に言いました。
「転職していいですか?」
妻は言いました。
「どうぞ」
その日から吐かなくなりました。

もし妻が会社の悪口を言っていたら私は会社を庇っていたでしょう。
あの時子供が起きて私を止めなければ私は気付けなかったでしょう。
家族がいなければ私は壊れていたでしょう。
私は家族に助けられました。
だから私は家族を何よりも大切にしようと決めています。

年収は大きく下がりましたが取り返すつもりです。
でもそれは自分の力で稼ぐ事にしています。
会社に依存するのではなく、利用するぐらいの気持ちで生きています。
私らしく生きる為に。


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