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10連ミッションに見るその後のキャリアプランなど

画像は公式から。ほんまかお前。

1.はじめに

EVE Onlineはあんまり初心者に優しくないゲームです。
これでも私が始めた2021年8月、執筆時点では1年半前よりは親切にはなってますが…

簡単なチュートリアルが終わったら、キャリアエージェントと呼ばれる一連のミッションを提供してくれるエージェントのもとへ誘導されます。
されるんですけど、そもそもチュートリアルでも簡単な操作を1回やっただけで、この時点では頭の中が????????ってなると思います。

まるでPS版バイオハザード2のスタート直後のように、ラジコン操作に慣れない初心者が容赦なくゾンビに食い殺されて???????ってなってるように感じますが、EVEは割と不親切です。慣れてください。
(例えが古すぎて申し訳ないです)

バイオハザード2のスタート直後。いきなりゾンビに囲まれててほっとくと殺されます

さて、そんなこんなでキャリアエージェントのもとへ到着し、いわゆる10連ミッションに案内されます。
ある程度ゲームに慣れた後だとまあそこそこ内容を理解できるんですけど、始めたばかりのプレイヤーは多分5割くらい理解出来ればいいほうなんじゃないでしょうか。
単純な操作(ワープ妨害器をNPCに当てるとか)のその操作は分かりますが、その意味についてあまり理解できないとか。

おまけにこのミッション、クリアするとその場所では再受注できません。
安全な環境で繰り返し操作を練習するといったことが一部出来ないのがちょっともったいないなと感じています。
一応受けた学校以外のシステムでは、別のエージェントから一連のミッションをまた受けることが出来ます。
自信がなければ再受注して練習すると良いと思います。

さて、今回はこの10連ミッションのタイトルから、その後のキャリアプランについて軽く説明して行こうと思います。
分からない場合はコーポの先輩とかに聞いてください。

2.まずコーポ(ギルド的なやつ)に入ろう

いきなり10連と関係なくてすみません。
でも実際コーポに入って、Discordなどのコミュニケーションツールを活用すれば24時間は言い過ぎですけど、早めのサポートが受けられます。
ゲーム内でも日本語ヘルプなどのチャンネルがありますが、ゲームを起動しないといけないので例えば出先で気になったことがあってもすぐ質問できないですよね。
その点コミュニケーションツールを介せば質問はすぐ帰ってこないにせよ、その場ですぐ疑問点を聞くことが出来ます。

EVEはスパイがどうたらとか情報漏洩だとかで非常にめんどくさい部分があるんですが(コーポの運営上、よそに漏れたりするとかなりまずい情報もあったりするのでこの辺はしょうがないですが)、日系にも数百~千人超のコーポが何社かあります。
検索掛けて色々情報収集して頂ければと思います。
以下に自分が知ってるそこそこの規模の日系コーポのリクルート・会社紹介ページを貼っておきます。
だいたいある程度の入社条件がありますので、詳細は各社の採用担当の方にお尋ねください。

主な日系コーポ(漏れてたらすみません)
NACHO Alliance
Caladrius Hive
GAMILAS Security & Logistic Service (採用情報はこちら)
New First Step
・Life Alliance(現在リンク切れ)
Growth Spiral Corporation

EVEONLINE日本人コーポ紹介サイト 
(上で挙げたコーポのうち、いくつかが紹介されてますが情報は約2年前となっており、現状と違う可能性が高いです。参考程度としてください)

3.エンフォーサー

エンフォーサーは戦闘系のキャリアであり、主にPvE(NPC)相手に戦闘を行ってISK(お金)を稼いでいくスタイルの遊び方になります。

まずはセキュリティミッション(戦闘ミッション)で小銭を稼ぎながら船の動かし方を覚えることから始めていきましょう。
ただしレベル1-2の低級ミッションの実入り自体は少なく、巡洋戦艦以上の乗り換えに必要なお金を貯めるには結構な時間が掛かります。
ある程度船の装備が揃ったり、操作に自信がついてきたらアビサル・デッドスペースや、戦闘サイトの攻略などへ移っていけば、Lv1-2ミッションより多くのお金を稼ぐことが出来ると思います。
戦闘サイトについては"DED4 EVE"とかで検索すれば、解説されてるページがいくつか出てくるかと思います。

また、時折開催されるゲーム内イベントではこのPvEの要素が含まれるパターンが多いです。
PvPをする上でも船の操作に関しては練習が必要なので、戦闘系の道へ進む場合はまずこちらから手を付けて行けばいいかと思います。

4.探検家

5つ目のスリーパー・DED戦闘サイトは最初は忘れてください

探検家は主にデータサイト・遺物サイト(レリックサイト)を発見・攻略しそのデータを解析して、中身を持ち帰るプレイスタイルです。

探索用のフリゲートと、探索用のモジュールさえ揃えれば低コストから始めることができ、ハイセクでも当たれば20-30m(2-3000万)の価値があるアイテムを引くこともままあります。

ハイセクよりもローセク・ヌルセク・ワームホールの方が稼ぎはいいので、ゆくゆくは進出を目指してみるといいと思います。
基本的に通常のデータサイトは中身がロー・ヌル・ワームホールでも変わらない印象で、遺物サイトに関してはハイセクでは激マズですが、ローセク以降であればかなり美味しい印象です。

探検に関しては日本語で詳しく書かれているサイトがあるのでここで紹介しておきます。自分が初心者の頃でもここ見てれば大体理解できました。

Jitaの穴 EVE Online 金策指南

ローセク以下、危険地帯での探検は探検そのものの経験のみならず、危険地帯での歩き方(対プレイヤーのいなし方)も同時に学習することが出来るので、船は何回か沈むでしょうが、生還時の売り上げで十分カバーできるはずです。

稼ぎ自体も十分あるので、初心者にはお勧めの金策方法だと思います。

5.インダストリアリスト-生産者

インダストリアリストの10連ミッションは2つの系統に分かれ、それぞれ生産者と起業家が存在します。

Ⅰ.生産者

この段落は生産者の方になります。
生産者はその名の通り、採掘した鉱石を処理したミネラルを使って、ブループリント(設計図)からアイテムを生産することになります。

EVEの世界では半数以上の物がこの生産者プレイヤーによって生産され、市場に出回っています。
タレット、ミサイルランチャー、艦船、リグ、弾薬…
もちろん、自分の乗る船の装備をすべて自作する事だって可能です。
夢がありますね。

ただ、儲けを出すまでには生産ラインの管理や素材の仕入れ、成果物の市場への輸送など、必要なことが多いのが難点といえば難点です。
ブループリントにはそれぞれ資源効率・時間効率といった項目があり、これらを研究することで必要な素材の削減、製造時間の短縮などが出来ます。

小型の艦船・モジュールなどであれば研究時間も短いのですが、大型の船などになってくると物によっては数か月、1年近くかかるものも。
生産に必要なスキル取得も含め、総じて大器晩成型のキャリアと言えると思います。

その中でも参入しやすいものとしては、リグの生産が挙げられます。
儲けの幅はあまりないかもしれませんが、ブループリントを研究して生産し、売れ筋の商品を並べていれば確実に利益は出るかと思うので、このキャリアに進む場合、まずはこの辺りからの参入をとりあえずおすすめしておこうと思います。
(本人が生産をほとんどしないので間違っている可能性もあります、コーポ内で聞いたりしてみてください)

Ⅱ.採掘屋

採掘屋の方も、ここで紹介しておきます。

採掘屋はその名の通り、アステロイドベルトに存在する鉱石を採掘し、それを市場に売ってお金を稼ぐキャリアになります。

採掘できるものには普通の鉱石とアイス、それにガスが存在します。

通常の鉱石はモジュールや艦船の製造に使用します。
アイスはプレイヤーストラクチャの稼働に必要な燃料を。
ガスは一時的に能力アップするブースターと呼ばれるものの生産に使用します。
どれも一定の需要があり、無くてはならないものです。

採掘の利点としては、安定した収入が得られることです。
採掘に掛かる時間はスキル上昇等による外因以外では基本的には変動しないため、一定の時給で掘り続けることが可能です。
需要自体は尽きないため、先細りする産業でもありません。

採掘のデメリットとしては、悪い意味でも収入が安定していることです。
基本的に投入する船の数で時給が決まるため、ある程度のところでどうしても収入は頭打ちしてしまいます。
アカウントを増やして大量に採掘すればある程度の利益は得られます(私の知ってる方でも月に何百億稼いでる人もいます)が、ゲームを始めてしばらくはこのような環境も用意できないと思うので、なかなか難しいところですね。

ゲーム開始直後の金策には向きますが、お手軽にさらに上の収入を目指したい場合は探検家などへの転換が必要になるかと思います。
採掘を続ける場合はアイス採掘を目指しても良いですが、アイス採掘はΩクローン(課金)が必須なので、一度考えてみてからにしてみても良いと思います。
ガスはめっちゃ儲かりますが、ハイセクではあまりガスが見つからないので見つけたらラッキーくらいの気持ちで良いと思います。

Ⅲ.その他

他にも惑星開発などの産業がありますが、10連に該当しないし私自身やってなくて説明が出来ないので、ここでは説明を省かせて頂きます。

6.インダストリアリスト-起業家

Ⅰ.起業家

起業家の方ですが、こちらはステーションで物の売買を行い、差額で利益をあげていくタイプのトレーダーと、輸送を請け負う運送屋の2つのタイプのキャリアでしょうか。公式ではトレーダーの方は紹介されてないですけど…

トレーダーの方ですが、EVEでは時々アップデートやイベントで、特定のアイテムの需要が上がったり、逆に下がったりします。

EVEでは近年、同じ時期に同じイベントを繰り返す傾向が多いです。
イベントの内容をある程度頭に入れておけば、このモジュールが去年高騰したから先に買いを入れておいて、イベントが始まったら売る。
これだけでも儲けを出すことが出来ます。

基本的にはこの繰り返しです。
獲得したISKを元にまた買い付けしてみたり、トレーダーをやめてエンフォーサーや探検家を目指してみてもいいでしょう。

Ⅱ.運送屋

運送屋の方ですが、基本的に輸送契約を請け負い、積み荷を目的のステーションに運ぶことで依頼者から報酬を受け取るプレイスタイルになります。
が、知らない人の輸送契約は詐欺も多く、注意が必要です。

・運搬先がローセク以下の危険地帯。目的地前に海賊が待っていて船を撃沈され、積み荷を奪われ契約履行が不可能になり、担保金を支払わされる。
この海賊は依頼者の差し向けた海賊であることも。

・運搬先がローセク以下の危険地帯。プレイヤーの建てたストラクチャまでの輸送契約。
無事に目的地に着いたが、入港権限が与えられず積み荷を目的地に下ろせなくなり、契約不履行で担保金を支払わされる。

などと言ったリスクがあります。

産業インフラの一翼を担えるというところでは素敵なキャリアではあるのですが、実際のところはコーポ内での輸送サービスを担当することになるのが多いのではないでしょうか。

輸送自体の需要は実際結構多いので、もし運送屋に興味があり、かつ参加されたコーポ内に輸送部門がある場合はこちらを目指してみるのも良いかと思います。

余談ですが、EVEでは運送屋大手のREDFrogというサービスが既に存在しています。コーポ外に依頼する場合、こちらを利用されることが多いかと思います。

7.ソルジャーオブフォーチュン

ソルジャーオブフォーチュンでは、エンフォーサーよりPvPの方に寄った内容を学習します。

キャリアの方ではPvPメインの活動が基本となり、活動規模も1人から数百人まで様々です。
一度は憧れるであろう艦隊戦もこのキャリアになります。
紹介すると1記事出来ちゃうので紹介しませんが、義勇軍や海賊、アライアンス、コアリション(注1)での領土戦など、宇宙MMOにふさわしい(?)コンテンツが色々あるので、興味があればコーポ内で聞いてみると良いと思います。
(注1)…アライアンスはコーポの集合体、コアリションはアライアンスの集合体を指します。

小規模海賊やアライアンスの戦闘部門は、常に戦闘員を求めています。
EVEのPvPは数に依る部分も結構あるので、「自分一人が参加したってそんなに変わらないのでは…?」と思うかもしれませんが、そんなことは一切ないのでぜひ一度はPvPの世界に足を踏み入れてみてはどうでしょうか。
なんか選挙の呼びかけみたいだなこれ…

中~大規模の艦隊戦でも、スキルがあまりないとしても活躍できる役割はありますので、一度聞いてみると良いと思います。

8.おわりに

とりあえずざっくり紹介しました。
間違っている内容もあるかもしれませんが、ゲームを始めたばかりの人のキャリア方針の決定の一助になれば幸いです。

こんな記事以外にも検索すればいっぱい色んな情報が出てきます。
EVEでは情報を調べ、身に着けることも大事な武器になりますから、ゲームに興味が出れば色々調べて頂ければと思います。

長々とどうもありがとうございました。


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