めぐりあい世界

※今回の話は俺自身の憶測&ネタバレあり。注意して読んでくれ。※

いつもならゲーム制作関連の話をするが今回はそれとは全く別ベクトルであるヨーロッパのアニメの話をしよう。

ペイネ 愛の世界旅行に関しては日本ヘラルドの予告編集にて流れていた予告編を見て興味を持った。その後、ペイネの事について研究してた時に、やなせたかしとの何らかの関係(やなせはペイネを心の師匠とエッセイで語っていた事等)を持っていることを知った。そして7月になり、某CDレンタルショップにて榊原ゆいと藍井エイルのCDと共に、「ペイネ 愛の世界旅行」のDVDをレンタルし、早速見てみた。最初見たとき、バレンチノとバレンチナが天国にて俺のイメージとはかけ離れた大天使から「LOVE PASSPORT」をもらって世界旅行に行くというストーリーまでは大体わかったけど、最初雲から落ちて砂漠に行ったけど暗くなった時にラクダに乗った人々が突然出てきた時一瞬ここはアラビアかと思ったけど、キリストの誕生(紀元前の終焉(おわり))の場面だったこと(他ラクダに乗った人々が三賢人だったこと)を知り一瞬驚いた。そのあともゲオルギオス・パパドプロスというギリシャの軍人が「なんで戦場に鳩がいるんや!!」みたいな事言い出したり、ビールを飲むとカービィみたいに体を膨らませて空を飛び、建物のシンボルになった男がいたり、聖フランチェスコが「平和の鳩よ、高く翔べ」と唱えた後に飛び立った鳩が合体して「AIR LOVE」という名の鳩型飛行機(天使が操縦している)が出てくるなどといったシーンが、今までウォルト・ディズニー先生の手掛けた「ミッキー・マウス」やエルジー・クリスラー・シーガー先生の手掛けた「ポパイ」などといったアメリカンアニメーションばかり観てきた俺の心を大きく揺さぶった。それと同時に疑問も出てきた。ラストの「愛と平和がもし夢だけの話だとしたら悲しいね」というバレンチノのセリフとスタッフロールの後に出てくる「夢でごめんなさい」というメッセージ。そして、五月革命デモの最中に降って来た青い花。これらは一体何を意味してたんだよと一瞬思った。スタッフロールの後のメッセージは多分この映画を作った人がバレンチノの最後のセリフに対しての答えだったんじゃねーかと思っているが、青い花が降ってきた時に突然平和になりだしたのに関しては花は人の心を癒す効果があるんじゃねーかと思っているが、本来は何を意味していたかに関してはわからなかった。それらの疑問の他、「恋愛賛成、戦争反対」とあるが戦争反対はわかるが、恋愛賛成は本当に正しいことなのか、それが正しいことだとしたら ”愛” とは一体なんだったんだよという疑問も残った。ここまで述べてきたんだけど、ヨーロッパのアニメ映画は巷のアニメ映画とは違った面白さもあり、考えさせられる要素もある。そこで俺が言いたいことはただ一つ、普通にテレビでやってるような有名な作品だけではなく、たまにはあまり知られていない作品も見てみたらどうかなということだ。

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