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救急搬送中に意識レベルが低下(Re)

この記事は、2021.03.22に記載した記事をリライトしたものです。
ご迷惑をおかけしています^^;


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このシリーズは現在進行形のノンフィクションで、私の自戒の念を込めて備忘録的に執筆しています。
お見苦しいところも多々あると思いますが、ご了承くださいm(__)m

ではでは、救急搬送されることになった朝の続きです。

掛かり付け医院に到着した頃には、すっかり普段通りの母でした。
それでも、搬送先の病院の指示で救急搬送されることになり、
たぶん母にとっては生涯2度目の救急車・・・かな?

実は、かれこれ25年前の3月頃だったと思うのですが、
自宅で心臓発作を起こして救急車のお世話になっているのです。
母にとっての甥か姪の結婚披露宴に参列した日の夜で、
翌日は私の息子が小学校の入学説明会の日になっていました。
夜間に自宅から救急車を呼んだので、かなりご近所さんにご心配・ご迷惑をおかけしてしまったことは記憶に残っています。

その時の教訓として・・・
一緒に救急車に乗り込んでしまうと、帰りの足が無い!
それだけが頭にあって、
自分の車で追いかけても良いか?と救急隊員に聞いてみました(笑)
最初は困惑した様子でしたが、配慮してくださいました。
搬送準備をしている間に一通りの聞き取りをしてくださって、
私は一足先に搬送先の病院を目指して出発したのです。

病院まではナビで見て25分くらいの予定でしたが、
なんせ営業者が動き始めるような時間帯だったので混雑していました。
アッという間に母を乗せた救急車が私に追い付き、そして追い越す(笑)
何故か、ちょっと凹む私。(自分で選択したんだろ?)

逸る気持ちをグッと堪え、交通ルールを守って(!?)病院に到着。
母が乗った救急車が停まっていました。
救急隊員の人が私に気付いてくれて、状況を話してくださいました。
どうやら搬送中にも不整脈が起こって意識レベルが低下したとのこと。
私は、お世話になったお礼を伝えて、病院の中に急ぎました。

循環器内科の窓口に顔を出し、救急処置中と札の掛かる部屋の前で待っていると、救急車の中で聞き取りをしてくださった救急隊員の人が出てきました。
お仕事だと言えばそれまでですが、
本当に優しく親身になって対応してくださって、心強くて有り難くて・・・。
「お大事になさってください」の言葉が染みました。

この年になって、今更ですが・・・。
私も人の心に寄り添えるお仕事に就きたい!と改めて思ったのであります。

そんなホンワカした気持ちになっていた私の耳に聞こえてきたのは、
「身体から離れてください」というAEDの音声でした。

んっ!? 母にAED??

私にも心電図を付けて欲しいと思うほど、一気に心拍数が上がりました。
部屋の中からは、ピピッ、ピピッという警告音が鳴り響いています。
時間をおいて何度も、何度も、AEDの機械的な音声が聞こえてきます。

コロナ感染対策のために、待合廊下のベンチは一つおきになっています。
常に満席状態になっていました。
私は、壁沿いに仮置きされたパイプ椅子に腰掛けていました。
私が耳にしている音は、きっとベンチの患者さん達にも聞こえている。
誰かと顔を見合わせたり、話したりしている様子を見ていたら、
いたたまれない気持ちになりました。(自意識過剰?)(笑)

と、30分くらい待合廊下で待っていたでしょうか・・・。
処置中の部屋に入るように促され、
ようやく2時間ぶりくらいに母の顔を見ることが出来ました。


長くなったので、次に繋げます。

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