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東南アジア放浪記-フィリピン過去編12コロナワクチンからの逃走 サーフィンアイランドへの移住Ⅲ

Hello the world. This is Kaito.
こちらは、コロナワクチンからの逃走 サーフィンアイランドへの移住Ⅲ

宿の相談や、持っていくモノの打ち合わせ、渡航ルートなど
して出発の日程を決めている頃、
とんでもないニュースが舞い込んでくる
彼女の妊娠が発覚する。

--前回までのお話--

妊娠を聞いたときのおれは
びっくりしすぎて
実感も浮かんでこず。
不安と驚きでソワソワしてしまった。
彼女はポジティブに受け取っている様で、安心と喜びがゆっくり後ろからやって来た。

とりあえずシャルガオ島には行く!
とのことで、移住計画はそのまま進める。
まあ出産のタイミングにはまたセブにでも帰ってくればいいか。と呑気に考える。

彼女はおれがフィリピンに来た時通っていた語学学校の教師だ。
とは言ってもおれの担当教師ではなかった。
おれの卒業と彼女の退職のタイミングが重なり、オスロブでデートしたりオーストラリアに滞在中も頻繁に連絡を取り合っていた。

その後パンデミック中にセブで一緒に暮らす。
彼女の家族も一緒に海に行ったときがお付き合いが始まったタイミングだったと思う。

そんな彼女に子供が出来たと、、!

多分数日はボーっとしていた。
彼女もまだ周りには伏せておく、とのことで特に色々畳み掛ける様に何かが変わったわけではなかった。
そんな中、シャルガオ島行きの船の日がやってくる。

当日はトラブルまみれ。笑
セブからスリガオ
スリガオからシャルガオまでの約20時間の船旅。
セブの港に着くと、事前にお金を預けてバイクの輸送の手続きとチケットを手配してくれていたおじさんに飛ばれ
予定していた船にもおれと吟遊は乗れないことに。
※セブのパシルポートには詐欺師がいっぱい。
パンデミックの規制で"旅"から遠退いていた時期でもあり、かなり無防備だったんだと思う。

なんとか無事別の時間の船に乗りこむ。
出発して2時間ほど、空を見上げると星がめっちゃ輝いていた。裸眼でも確認できるぐらいの星群。
港ではドタバタで一時最悪船乗れないかと思うぐらいだった。
想い描いていたchillな船旅にはならなかったが、吟遊と2人でカップ麺とビールにありつけたときは幸せを感じた。

最近忘れかけていた海外旅の感覚が蘇る。
電波が徐々に弱くなるにつれて今日の出来事や回想が巡る。
久々にめちゃくちゃ頭も身体も酷使して、精神が追いつかない感覚になってから日本で働き詰めだったころを思い出す。
上手くいえないけど、船から見える波の様に思考が浮かんでは夜の海に呑まれていく。
この充実感を言葉に残したいんだけど、上手く言語化出来ない。

港で新しいチケット等を手配してくれた詐欺師(仮)

朝目が覚めると中間地点のスリガオの港に到着していた。
別れて船に乗った彼女と犬と再会。
乗り継ぎで数時間港で船を待つ。

Cebu to スリガオの大型フェリーとくらべ
随分と小さなボートにバイクと犬を積み、シャルガオ行きの船の出発。

道中はリアルジャングルクルーズかってぐらい景色が綺麗だ。
澄み渡る海。見渡す限り続く本当に小さな島々
電気も水も通ってない無人島群。
まるでマニーハイスト シーズン2の始めにリオとトウキョウが住んでいた小島の様な島がある。
紛う事なき楽園の様な光景。

たまにすれ違うバンカーボートの漁船。
手漕ぎからエンジン付き。
外海に面しているので内海のセブとはまた違うモノが採れるのだろうか。

そんな事を考えながら、シャルガオ島の港が見えてきた。
約20時間の船旅を経てようやく辿り着いたシャルガオ島。
ひとまず宿までのトライシクルに乗り宿を目指す。

東南アジア放浪記-フィリピン過去編13コロナワクチンからの逃走 サーフィンアイランドへの移住Ⅳへ続く

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