コロナ+子育てで人とのつながりをズタズタにされた人たちの逃げ道

最初に言っておくと、育児に関しては本当に人それぞれなので、これはあくまで私個人の経験から来ている話だと思ってもらえればと思う。

小さい子どもがいる家庭だと、基本的に親は子どもに対して「勝手に遊びに行ってらっしゃい、パパやママは自分のやりたいことしてるから」というわけにはいかない。いかないよね?常に何かしらかまってあげる必要がある。で、24時間子どもと一緒にいると何が起こるかというと、子ども以外との接点がどんどん失われていく。

つまり社会からどんどん孤立していく。人とのつながりが失われていく。これはよく言われていることで、特に乳児を持つ母親にとって問題になりやすい。

じゃあたまにはほかの方とおしゃべりしに行くとか、そういう気分転換をしに行きませんか、子育てサロンみたいな、子ども館みたいな、カフェみたいな、そういう場所を作りましょう・・・というはずだったのだが、コロナがこれらをすべて破壊してしまった。

またパートナーがいるのであれば、一方が子どもを見ている間、もう一方は気分転換で好きなことをしたり友達とご飯を食べたりといったことができる・・・はずだったのだが、やはりコロナがこれらをすべて破壊してしまった。

なにせ「他人と会うな」である。他の子育て世代の人と会うこともできない。友達と会うこともできない。家から出るなと言われてるのだから。

こうして子育てをしている人はどんどん孤立を深めていく。

その中での救世主は何かというと、スマホであり、SNSである。

直接は会えないが、少なくとも文字ではコミュニケーションできる。何か発信すれば、必ずレスポンスが帰ってくる。社会とつながっている感覚を持つことができる。

この文章で何を言いたいかというと、子育て中にスマホを見ている人を責めないで欲しいということだ。「子どもを見ないでスマホばっかり」?いや子どもは見てるのだ。でも24時間子どもだけを見てたら狂ってしまう。スマホは社会への扉であり、コロナ禍においてはスマホが社会なのだ。そこでのつながりを確認したいのだ。

☆今後考えているネタ
・「ニュース」はどこまでが「ニュース」なのか
・子供はなぜゲーム実況のYoutubeを見るのか
・紙に印刷しないと文章を咀嚼できないのはなぜ

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