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お礼参り

先日、帰省したついでに地元の神社に寄って色々と祈願をしてきました。

僕は、意外と神様とかは存在すると思っていて、例えば受験とか節目の時とか、
何かお願い事がある時は、よく神社に行って神頼みをしたりしています。

例によって、境内に入りお参りを済ますと、
お賽銭箱の前に何か書かれた短冊が大量に入っていることに気づきました。
一枚とってみると

生命の言葉 令和六年 三月 (甲辰歳 弥生)
「良馬は毛にあらず 士たるはその志にあり 尾藤 二州」

とか書いてあって裏にその説明書きと、次のような事が書いてありました。

神道知識への誘ひ「お礼参り(報賽)」
・・・(略)
お願い事が成就したときに感謝の気持ちを表すのが「お礼参り」です。
昔の人々はお礼参りの習慣を大切にしておりました。
・・・(略)
困った時にだけ神頼みをするのではなく、感謝のお礼参りをする習慣は大切にしていきたいものです。

僕は、これを読んでとても恥ずかしい気持ちになりました。笑
というのもお察しの通り、お礼参りをした事がなく、
都合のよいように祈願する神社ユーザーだったのです。

その帰り道、日頃からしっかり感謝とお礼を伝えられる人間になりたいなと、しみじみ思いました。

よくよく考えてみれば、人間の道理として、当たり前のことです。
今まで祈願してきた回数は数知れないのですが、これからはお礼参りも行っていきたいと思います。



今回は「感謝」というキーワードで、また一曲クラシックの曲を紹介したいと思います。

グリーグの抒情小品集の一曲で、「Dank」という曲です。
たしか日本語で「感謝」とかの意味だったと思います。とても、良い一曲なので聴いてみて下さい。


この曲を初めて知ったのは、僕が大学に入って管弦楽に明け暮れていた頃でした。

当時、弦楽器の一年生は夏頃の合宿で、ソロで何か一曲発表するというのが確かあったのですが、
その発表会でチェロパートの同期の友人がこれを弾いていたのです。

元はピアノ曲なのですが、
旋律をチェロで、伴奏はピアノで先輩にお願いするという具合で、
大学からチェロを始めたばかりの彼がとても丁寧に弾いていて、刺激を受けたのと感動した記憶があります。

今聴いてみると、どうしても当時の情景が蘇ってくるのですが、
そんな僕にとっての思い出の一曲でした。

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