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【東郷】永昌寺

書き手:伊藤ゆか

曹洞宗の禅寺で山号は「東松山」。地元では「下寺」と呼ばれています。
以下は伝えられている話です。

1479年、朝倉敏景(孝景)によって創建され、ご本尊は釈迦如来像。敏景の妻・桂室永昌大姉が息子・以千宗勝を弔うために音頭里橋の近くに建立し、当初は寺号が「永正寺」でした。

門には朝倉氏の家紋が見えます。

同じく永昌の息子・宗滴の菩提寺です。永昌の死後、その法名(桂室永昌)により「永昌寺」に改称しています。永昌と宗勝、宗滴の位牌があります。

越前朝倉氏の滅亡後、長谷川秀一が寺領を寄進して菩提寺になり、自画像や愛用の懐剣や鏡といった寺宝が収められています。

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