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【美山】雪の結晶観察

書き手:伊藤ゆか

2023年2月15日、JR美山駅の駅舎で「ローカル線の駅舎で雪の結晶観察」が開かれました。
このイベントはふくい科学学園さんと、新幹線開業に向けて越美北線を考える会が協力して開催したものです。

※この美山駅の画像は当日のものではありません。
駅舎内での観察の様子

ふくい科学学園さんから、雪の結晶観察に関して様々なことを教えていただきました。
そもそも観察会の場所に美山地区が選ばれたのは、気温が低いからです。
上空の気温が低くて雪が降ってきたとしても、地表に近い場所の気温が高いと、私たちが容器で受けとめる時には溶けかけの状態になってしまいます。そうすると綺麗な結晶の形を観察することができません。

大野市や池田町などで観察したことはあった科学学園さんですが、美山地区での観察はこの時が初めて。ドキドキしていたのですが……。

このように綺麗な結晶が観察できました!

カラフルに見えるのは、観察の際に四方向から四色の光が当たるように工夫したライトを使っているからです。
北陸地方の雪はいわゆる「ぼたん雪」で、固まって降ってくるために綺麗に見えないというのが定説でした。

しかし、ふくい科学学園さんは試行錯誤の末、観察しやすく見た目にも楽しくなる観察方法を編み出したのです。


この観察のノウハウや、今までの活動の情報は、下の「ふくい科学学園」さんのwebページからご覧いただけます。

観察に必要なものは、できるだけ安価なもので作れる方法が紹介されています。
雪が降るシーズンには観察イベントの情報をキャッチして参加したり、自分で準備をして観察してみるのはどうでしょうか。

越美北線を利用して行ける、美山地区や大野市で雪の結晶が観察できるので、その際にはぜひ越美北線を利用していただけると嬉しいです。

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