【大野市】矢ばなの里
書き手:伊藤ゆか
矢ばなの里は、大野市の矢地区にある、住民の方によって整備された里山です。環境整備協力金を納めて入場します。
2023年3月19日から4月16日まで「第15回 かたくりまつり」が開かれていました。
敷地には大きな矢のオブジェがあります。
傍に解説看板がありました。
今は遊歩道なども整備され人の手が入っているこのエリアですが、20年前は全く違う様子だったそうです。もともと人の手が入った、生活と密接に関わる里山でした。しかし、燃料を山で採ることもなくなり、次第に里山との関わりが薄くなったため荒れてしまいます。
ですが、平成18年から地区を挙げて整備に取り組み始めました。最初は桜を植えて桜の名所づくりに着手したそうです。その際にカタクリの群生地を発見し、桜と合わせてカタクリの名所ともなるよう整備をすすめてきた結果、現在のように多くの人が訪れる場所になったといいます。
「矢」一文字という珍しい名前の矢地区。オブジェはそんな矢を用いた巨大な破魔矢です。
100万本あるというカタクリ。一面に咲く様子は壮観です。
矢ばなの里では、アジサイや赤そばの花など、春だけでなく四季折々、美しい植物が見られます。ぜひ里山の自然を味わいに訪れてみてください。
大野市のwebページにも情報がありますので、詳細はこちらを参考にしてください。
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