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ドキュメンタリー映画”Most Likely to Succeed"

High Tech Highの存在自体は、以前にサンディエゴに住んでいたときに耳にしたことがありました。また、初期からのキャンパスがあるリバティ・ステーションは、その一角にある公園やヨガスタジオが生活圏内だったこともあり、身近なエリアでした。

でも、友人に誘われてドキュメンタリー映画”Most Likely to Succeed"を観に行くまでは、それがどんな学校なのかは知りませんでした。たまたま映画のプロデューサーのTed Dintersmithさんが来日しているタイミングでの上映会で、映画のあとにTedさんとの質疑応答がありました。その時の感想はこちらのブログ記事にまとめています。映画の予告編はこちらです↓

この映画を日本に紹介してくれたのは竹村詠美さん。Future Edu Tokyoのウェブサイトには、2019年の8月の時点で37の都道府県で200回以上の上映会が行われたと書かれています。

私が初めてこの映画を観た後、数か月後に東京で行われた上映会に夫が参加しました。つい昨日、アメリカのアマゾンプライムの会員はプライム特典でオンラインで観られることを発見!ただ、この映画は「上映後に映画の内容について、そして教育の未来について対話をしてほしい」という趣旨で作られており、日本での上映会の多くは、インターナショナルスクールや、教育関係の団体が主催となっていて、参加者との交流の時間が設けられているものも多いようです。

実際に子どもたちがHigh Techスクールに通い始めて、この映画を観て子どもを入れたいと思ったという保護者の方に何人も会いましたし、あるミドルの先生は映画を観てここで働きたいと思い、ニュージャージー州から引っ越してきたと語ってくれました。

また、子どもをHigh Techのミドルスクールに通わせつつも、まさに映画の中に出てきた「大学進学を心配する親」そのもの、という感じの保護者ともお話ししました。私自身、その心配が全くないと言ったら嘘になるでしょう。この夏、ひょんなご縁からHigh Tech Highの先生2名が日本の教員を対象に、この学校の大きな特色であるProject Based Learning(PBL-プロジェクト型学習)の研修をする際、通訳として参加するという機会に恵まれました。実際に学校が始まる前に、PBLがどのようにデザインされているのかといういわば舞台裏を知ることができたのはとても貴重な体験でした。

今後の映画上映会については、こちらのFacebookグループもぜひご覧ください。


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