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High Tech Highの歴史

カリフォルニア州サンディエゴにHigh Tech Highというチャータースクールがあります。チャータースクールとは、ある理念をもって作られ認可を受けて学校として認められた公立学校です。サンディエゴ最大の教育委員会(学区)であるSan Diego Unified School Districtのウェブサイトにはざっと数えたところ46校ほどのチャータースクールが掲載されています。それぞれに違った特色をもって作られており、対象とする学年も様々です。

1998年に、大学まで卒業しても実際にビジネスの現場で使える人材を育てなければ意味がないと感じた40人ほどのキーパーソンのグループが、サンディエゴで新しいチャータースクールを作ろうと動き出し、現在のHigh Tech HighのCEOであるLarry Rosenstockを招聘しました。最初のHigh Tech Highは2000年の9月に開校。ハイスクールから始まり、ミドルスクール、エレメンタリースクールと規模が拡大し、現在はサンディエゴの4か所のキャンパスで5つの小学校、5つの中学校、6つの高校と、計16校のチャータースクールが運営されています。

日本では"Most Likely to Succeed"というドキュメンタリー映画の上映会が全国各地で行われており、”High Tech High”という名称で知っている人も多いかもしれません。我が家の子どもたちは、去年新しくできたキャンパスの中学校と小学校に通っています。それぞれ、High Tech Middle、High Tech Elementaryに、キャンパス名であるMesaがついています。このマガジンでは、High Techスクールの日常について、折に触れ書いていく予定です。

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