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Fear is a Self-Fulfilling Prophecy (2/7/2019)

今日のテーマである"Self-Fulfilling Prophecy"とは、簡単に言えば、「良くないことが起こる」と思って行動していると、本当にその通りになってしまう、ということ。日本語では「自己充足的予言」という訳語があることをさきほど知った。この章の文脈では「恐れというのは自己充足的予言だ」と書いてある。良くないことが起こるかも、と恐れて、そればかりにフォーカスしていると、自然と世の中に起こっている良くないことにロックオンしてしまい、よけいに目に入ってきてしまう。その結果、その日について振り返ったときにも「良くないことばかり起こった」という印象が残る、というからくりらしい。

先日ネットで見かけた「面接で自分は運が悪いと答えた人は、どんなに学歴や面接の内容がよくても不採用にする」という松下幸之助の採用方針も、この仕組みが原因なのかもしれない。自分は運が悪いと思い込んでいる人は、いつも未来を憂慮しているのでリラックスしておらず、その結果、目の前に転がっているチャンスも見過ごす傾向があるというのだ。

The next time you are afraid of some supposedly disastrous outcome, remember that if you don't control your impulses, if you lose your self-control, you may be the very source of the disaster you so fear. It has happened to smarter and more powerful and more successful people. 
It can happen to us too.

これはまずい事態になるかもしれない、と不安になったとき、何より大事なのは落ち着くこと。コントロールできること・できないことを見極めること。恐れにばかりフォーカスすると、その最悪の事態を招いた原因は自分だった、ということにもなりかねない。

例えば「人生のパートナーが見つからないかもしれない」という不安を、この考え方で払拭できるだろうかと考えてみる。パートナーができるかどうかは、コントロール可能なことだろうか?相手があることなので、自分だけのコントロールでないことは確か。でも、望ましい結果が得られるように努力するという行動を取れることも確かだろう。「自己充足的予言」は往々にしてネガティブな文脈で使われることが多いような気がするけれど、明るい未来を予言してもいいはずだ。私は運がいい、今日は良いことがある、と楽観的に生きるほうが、そうでない人よりも幸せというデータもある。不安にばかりフォーカスして身動きがとれなくなってしまうよりは、可能性を感じながら生きるほうがいい。Live optimistically or die trying. 


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