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トウカエデ/ムクロジ科
漢字では「唐楓」と書き、その名の通り中国が原産地です。
この作品は6年程前に描いたのですが、どこにも投稿・UPする機会のないまま季節が過ぎ、数年たってしまったのでした。
最近自宅近所のトウカエデの鮮やかな新緑を眺めていて、この作品の事を思い出しました。
この絵を描いていた時、まだ紅葉の季節でもないのにどうして赤い色素が現れているのだろうかと不思議に思いました。
大きな葉は完全な緑色ですが、若い葉ほど赤い色素が出ていました。
調べてみると赤い色素はアントシアニンで、まだ若く幼い葉が紫外線から身を守るためにその成分を活用しているのだそうで、このような植物が備えている “生きていくための工夫” を知るのはとても興味深いと感じました。
又、種子の形は完璧な美しさで、描きながらうっとりと見惚れてしまいました。
2つの羽根の部分を繋ぐ軸の所は触れると硬さがあり、適度に重さもあっていかにも良く飛びそうです。
ここまで完璧な形のものを人間がイチから作り出すのは至難の業で、やはり自然のものには敵わないなと思いました。
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ご覧いただき、ありがとうございます😊