ホオズキ/ナス科
お盆の時期にお花屋さんに枝もののホオズキが出回るのは毎年の事ですが、今回初めてお花の咲いているホオズキを見つけて、興奮してしまいました。
先端に一輪だけ、ちょこんと咲いているお花を、萎れないかな?落ちないかな?と注視しながら大事に持って帰り、帰宅してすぐに描き始めました。
その日は全体のデッサンとお花と葉っぱ1枚だけで終わり、1週間後に続きを描こうと枝を生けていたビンを持ち上げると、ビンの周囲に何やら黒いツブツブが落ちていて、あれ?と思いよく見ると、下の方の実に、お腹が一杯になって休憩されていたと思われる、体長4㎝程の真っ黒いイモムシが乗っかっているのに気付き、心臓が飛び出しそうになりました。
そう、黒いツブツブは〝その方〟の排泄物だったようです。
植物の虫喰いを描くのは昔から大好きで、わざわざ虫喰いのあるモチーフをいつも選ぶのですが、都会暮らしのためか「虫喰い」と「虫」が繋がっていませんでした。
〝その方〟には実と一緒にお外へ出ていただき、残りの実にお仲間がいらっしゃらないかどうか、くまなく調べました。
とりあえず、新鮮で美味しい証拠だから良い事なのだ!と気を取り直して絵を仕上げました。
最後に、開いた赤い実を描き足すと作品全体が引き締まって良かったのですが、実を開く時も、かなりドキドキしました…。
ご覧いただき、ありがとうございました😊
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