シャリンバイ/バラ科
今月初めに完成した作品。
近所に閉鎖されたままの店舗があり、その建物の裏には大量のシャリンバイやバラ、ヘクソカズラやキク等がまぜこぜに生い茂り、手入れされずに放置されています。
そこに行けば魅力的なモチーフが見つかる事が多い、お気に入りの場所です。
ここに人の手が入り、整備されてしまうと困るなあ…といつも思っているのですが、このモチーフのシャリンバイも年明けにそこで採取しました。
シャリンバイは道路脇など身近で見かける事の多い植物ですが、鮮やかな赤と緑の葉や黒い実のコントラストが美しく、けっこう華やかさがあります。
枝が一箇所から放射線状に出ているように見える事から「車輪」、5月頃に咲く白い花が「梅」に見立てられてシャリンバイという名前になりました。
濃い緑や真っ赤な葉っぱをたくさん描いた後、乾燥して茶色くなった枯葉姿も描きたくなったので、左下に描き足しました。
(形や構造を解説するために描くのが本来の植物画なので、枯葉を描き添えるのは邪道かなと思いますが…。)
別の日に採取した萼片などが残ったままの実は、中を観察するためカッターで半分に切ったのですが、こちらも端っこに描き添えて完成にしました。
ご覧いただき、ありがとうございました😊
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