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ヘクソカズラ/アカネ科

2021年3月の作品。

近所の空き店舗の建物裏手に大量に生い茂り、互いに絡まり合って放置されていた中から、モチーフ用にいただいて来た中の一部。

「ヘクソ」などという残念な名前の植物ですが、こんな名前になってしまったのは、花や葉や若い実を摘んだ時に出る強烈な臭いが原因です。

かなり臭いが強いという知識だけはあったので、春〜夏は決して触れないようにしていますが、秋〜冬になると明るい茶色のツヤツヤした実をつけるので、可愛い姿を見ては和んでいました。

ここまで乾燥したものは当然全く臭わないので、安心して家に持ち帰りスケッチする事が出来ました。

この枯れた状態の蔓はリースの材料として人気があるようで、この時期になるとインターネットでも販売されているようです。

また、近所の住宅の門の所に、この蔓だけで作ったシンプルなリースが飾られているのを見つけて、それがとても洒落ていて、真似したくなりました。

夏に咲く小さな白い花は、姿はとても可憐で愛らしく、正式な名前である「屁糞葛」の他に「早乙女花」という清楚な別名があります。

時々その別名を思い出して、たまにはそちらの名前で呼んであげようと思うのですが、つい “ヘクソカズラ” と言ってしまいます…。

互いに絡まった蔓の様子を観察するのが楽しかったです🧡

ご覧いただき、ありがとうございます😊

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