国宝曜変天目茶碗を8Kで見る

NHK大阪放送局のイベントで藤田美術館所蔵の『曜変天目茶碗』を8K映像で見るイベントに出かけた。12㎝程の小さな天目茶碗の内側には瑠璃色と斑紋の宇宙が広がる。局アナの進行で藤田美術館館長藤田清さんと千宗屋さん、美術ライターの方お名前失念ごめんなさい(BRUTUSで曜変天目茶碗の企画された女性)
3人の美術に対する深い造詣と思いが伝わるトークで映像もさりながら、お話に引きこまれた。曜変天目は窯変ではなく曜変である。
世界に3つしか無いと言われてるそうだ。内側の黒い釉薬の上に大小の星と呼ばれる斑点が群れをなして浮かんでいてその周囲に瑠璃色あるいは虹色の光彩が取り巻いているものを言うのだが、藤田美術館所有のお茶碗は1直径12センチ程の黒茶碗、光を当てるとそこには宇宙が存在するかの様に瑠璃色のが輝く。
多分8K映像のクリアさで見る事が出来たのだろう。肉眼で見えない物も8K映像は鮮やかに魅せてくれる。庶民は手に触れる事すら出来ない貴重なお茶碗の隅々まで見ながら、専門家のお話を聞くと言う贅沢な時間はあっと言う間に過ぎた。

全然覚えられないが古美術の話は義太夫や優雅な三味線の音を聞くように心に染みる。古美術の世界に導いてくださる皆さんに感謝した一日でした

#千宗屋 #藤田清 #国宝曜変天目茶碗 #8K映像

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