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スーツで傾く猿之助

連日猿之助さんの出演するテレビ番組を見ては猿分補給に余念がない日々を送っているが、それぞれの番組で求められるままに先生であったり、歌舞伎俳優であったり、伊佐山であったりとサービス精神旺盛な表情を見せる猿之助さんの素晴らしさに感服している。
昨夜の『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』で笑猿君と身長で考えると黄猿君かな?間違ってたらごめんなさい。若い者を相手に立ち回りからの見得で「詫びろ!詫びろ!詫びろ!~半沢」で決まる。本当に半沢歌舞伎を見せてくれた。
スーツ姿での立ち回りが無駄な動きもなく美しい。私服で踊る姿って既視感があるなとつらつらかんがえていたら思い出した。2010年のNHKで『伝統芸能の若き獅子たち 異端(歌舞伎)を継ぐ者』の中でTシャツジーパンで白拍子花子を踊ったシーン。バラエティとドキュメントでは全くシチュエーションは異なるが、演じる誠実さは10年経っても変わらない。猿之助襲名、東北の震災、熊本の震災、ご自身の大怪我、コロナ禍、半沢直樹の伊佐山部長の大ブレークと様々な変動の時代の中で成長する猿之助さん。明日どうなるかわからない時代に私に夢を見させてくれる唯一の人は夢をみないでコツコツと努力する人。

来月10月3日、4日の二日間はご本人が芸術監督を務める京都芸術大学(元造形芸術大学)の春秋座で藤間宗家、猿弥ちゃん、鷹之資君と花形舞踊公演だ。コロナ禍以降今年生で猿之助さんを観られる唯一の機会になるかも知れない。やはり思考が3年前で止まってしまう。いまを元気に歌舞伎俳優として活躍してくれる猿之助さんに今日も感謝しながらかさねちゃんをみるとしよう。伊佐山部長が可憐な乙女から怨霊に変化する所作事にご興味ある方はぜひ見て頂きたい

色彩間苅豆 かさね https://share.mirail.video/title/4810015 #ミレール
#テッパンいただきます
#伝統芸能の若き獅子たち
#市川猿之助

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