トヨタをつくった「大野耐一の鬼十訓」

トヨタをつくった「大野耐一の鬼十訓」これウケた!!第1訓君はコストだ。まずムダを削れ。それなくして能力は展開できない。ムダは隠れる。仕事の隠しごとをまずやめよ。小さな数字を集めろ。大きなムダが見えてくる。過去の数字で計画を立てるな。過去のムダを引き継ぐことになる。生産性で自分をはかれ。忙しさは生産性ではない。モノをつくるのではなく、「必要なモノをつくる」。第2訓始めたらねばれ。できるまでやめるな。中途半端はクセになる。わかったつもりになるな。「まだ」に発見がある。応急処置を避けよ。「その場でとことん」をクセにしろ。「できるかぎりやる」でなく、「できるまでやる」んだ。満足しても慢心するな。自信があっても過信をするな。第3訓困れ。困らせろ。安易を好む人と決定的な能力格差がつく。大増産を小増員でやれ。成長の秘密はそこにしかない。仕事は「可能か」で決めるな。つねに「必要か」で決めよ。答えを教えるな。考えさせる工夫をしろ。ほしいときは「なくても」で、上げたければ「下げたら」で発想せよ。人を動かすには気持ちを揺さぶる。揺さぶるには困難を持ち込む。第4訓ライバルは君より優秀だ。すなわち君は「今」始めることでのみ勝てる。様子を見すぎるな。タイミングに見放される。なんでもその場でやれ。なんでもすぐ片づく。明日でも対策は見込めるが、今日なら良策が仕込める。積み上げが、仕事を鍛え上げる。第5訓仕事に痕跡を刻め。十割を命じられても十一割めを自前の知恵でやれ。「できた」で止まるな。「もっとできる」に進め。言葉通りにやらず、言葉に知恵を足せ。一律を避けよ。労働強化のもとになる。教えるな。気づかせろ。第6訓平伏させず心服させろ。そのためにはだれより長い目で人を見ることだ。適材適所に「適時」を加えよ。手をかけ時間をかける。そうしてこそ人から声がかかり始める。まずやらせるな。まずやってみせろ。汗をかかせるな。知恵に欠けてくる。第7訓「できる」とまず言え。そこに方法が見つかる。「できる」を信じる。「できない」は疑う。知恵は平等だ。知恵の引き出し方で差がつく。評論家を評価するな。批判で判断を終えるな。多忙を改めたいなら、仕組みを改めることだ。第8訓失敗を力にしろ。真の自信も運もリカバリーから生まれる。成果を上げるには、ネを上げないことだ。「失敗だ」とあきらめるな。「失敗にしたくない」と発想せよ。支持されたいなら、指示を減らすんだ。数字の嘘を見抜け。教師は現場である。第9訓労働強化を避けよ。人間「ラクになるには」に一番頭が働く。「平均的に」はラクではない。「最速で」がラクである。失敗パターンを改善せよ。成功パターンも改善せよ。目標値が高ければ、出発点は低くていい。利潤で決めていいが、利潤だけで決めてはならない。第10訓お客の叱声は成功の呼び声だ。逃すな。いじけるな。考え抜け。相手を変えたいなら、自分が変わるんだ。むずかしいことはやさしく言え。やさしいことはくり返し言え。「できる」信念も、「できない」信念も強さは同じだ。いいチームにせよ。いいチームができたら改善せよ。

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