呉竹 clean color 90色 使ってみた

書き味
水彩紙、ランプライト  を使ってみる
思ったほど塗り足が出ない。塗った感じでは少しかさつき(水彩紙のせいだとは思うが)徐々にしっとり馴染む感じ。
塗り重ねると多少濃くなる。

水筆を使う場合、下に水を塗っておくと淡い色調で広がる。
描いた後に水筆を使うと伸びながら薄くなる。ぼかしというより薄くなる印象。

乾いていない段階での上塗りは滲んで広がる可能性あり。
水を使って2色以上を混ぜると水の浸透圧で広がりながら混ざる感じ。
ブレンダーを使うとあまり広がらずに画面上での混色ができる。
筆を使うことに慣れていれば、細かい描写も可能。塗り進みにそこまで不便と感じなかった。

90色では色が足りないという印象。
強い色調の絵を描くならば問題なさそうだが、弱い色調の場合は、水やブレンダーを駆使しても、難しいかもしれないという印象。
淡い色調の絵のためには淡い色調の色をたくさん購入する必要がありそう。

コツを掴まなければいけない点。
濃く塗ってしまった箇所を薄くするのはほぼ不可能なので、かなり慎重に書き進める必要あり。塗る色を間違えた場合も同様に、直しが非常に難しい。
何か別に道具がいるのか?

正味10分くらいで試し書きをしてみた。首の下の暗い部分は最初に濃い色を入れすぎて結局修正不可能になった。

輪郭線を黒ペンでやってみたら強すぎて使えない。絵を選ぶのだろう、この黒は。筆の穂先は太めなので線を細く書くにはかなりの腕が必要そう。

グレイの種類が少なすぎる。そこには不便を感じた。イラスト系ならきっと問題なさそうだが、少しでも陰影を意識すると、混ぜること自体が難しいので、中間色を出しづらくなり、場合によってはそこで使うのを止めそう。今考えるとヌーベルのデザインマーカーのグレイ色の豊富さは特筆すべき点だったのだろう。あれくらい使用者も判別できないくらいのグレイがあったらいいだろう。全色セットなどならそれもあるのだろうか。

もっと違う紙、違うモチーフ、違う書き方も試してはみたいものだ。

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