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アンドエトセトラを終えて

皆さんこんにちは。 étoile ことエトワールです。

先月の31日を持って形式的には私の企画第1弾である #アンドエトセトラ を終了しました。
初めは参加人数に不安があったり、テーマに不安があったりと結構慌ていたのですが、いざ蓋を開けてみたら、11月16日現在、計31作品と、ありがたいことに沢山の方が参加してくださって本当にびっくりしました。

改めて参加してくださった皆様、本当にありがとうございます。

自惚れに聞こえるかもしれないですが、今回はいささか面白いテーマだったのではないでしょうか。

改めて「お花」というテーマ。狭そうで広い世界だったと思います。

花言葉から考えることもできれば、お花が咲く過程をなにかの芽生えとして比喩することもできますし、また、お花はお花でも装飾花や造花だったり様々な捉え方ができましたね。

春の訪れや美しさをアピールするために色々な場面で使われるお花ですが、学術的な観点からでいうと、虫を呼び寄せ、雄しべを雌しべを交わらせるため。つまり、パートナーを見つけるために植物はお花を咲かせるようです。

もちろん、

自分を見繕うためだったり、お祝いするためにお花を使うことは多々ありますし、中にはそれを目的とした花言葉を有するお花だったりありますね。
お花一つ一つに意味があって、その意味を辿っていくことでなにか特別なストーリーなどが見つかるのかもしれません。

物語の中にお花一つ咲かせるだけで色々な情景が生み出される。行動に意味が見いだせる。また、行動や言動とは裏腹に個々の思いをお花に乗せることだってできるわけです。

言葉とは表面上だけのものではありません。
人は真実をいつも伝えてるわけではありません。

昔の人たちは今より縛られるものが多かったから、言いたいことが言えない時代だったから。
だからこそ古来から人は本当の気持ちを押し殺す代わりに、お花を使って自分の本当の思いや願いを乗せて送ったり、咲かせたりしたのでしょう。

行動に意味をもたらす、
言動に更に意味を見出す、
そして物語を完成させる。

ストーリーとは設定や物事の動きの前に人と人が交わって初めて成立するもの。
そこに少し彩りを与えるだけで、表面上の情報だけではない、またなにか別の意味が伝わってくるのではないでしょうか。

自分の思いをお花に乗せて、
そのお花を受け取って、
また意味を見出し、探して、
美を、愛を、喜びを、
はたまた悲しみを、切なさを、負を分かち合う。

まるで人間の言葉そのものですね。

この企画を通して、いろんな方の「お花」の使い方を見て改めてそう感じました。

参加してくださった皆さん、そして数々の素晴らしい作品をありがとうございました。
また機会があれば企画をしたいと思いますので良かったらその時も。

エトワールでした

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