お酒でも飲みませんか?と未確認焼きそば

(2008.04.18 mixi日記より)

そろそろアルコールブームが到来します。
シュワシュワとその気持ちが心の中で泡立っております。

予感は確信に変わり始めているのを堰き止めることもせず、ただ流れのままに(それはきっともっと笑いたいからだと思う)、ビールなどをコンビニで買う私の背中には、ビールサーバーを背負っているかのようなオーラがもんもんと出ていて、きっと下戸な人を不快な気持にさせるのでしょう。私がマンガの中にいるならば、指からはビールビームが噴射しているのです。

『今、僕たちは酒を飲まなければならないんだよ』と頭の中で『小えとー達』が語りかけてきて、私の右手を勝手に操作し、柿ピーをコンビニカゴの中に多めに入れたりします。
そんな繰り返しで、レジを終え、レシートを見ると、『45歳独身男性、工務店勤務』という言葉が暗喩されているような買い物チョイスであり、そのおっさんに愛される食べ物飲み物達が、ビニール袋の中で午後8時の立ち飲み屋のように騒いでおります。

このように今私の頭の中には『ビール』という『サワー言葉』があります。私の心は泡だらけで、そしてキンキンに冷えております。

あの蓋を開けた時の音楽、プシュ。そして必然的にくるイントロ、シュワー。

中産階級経由、バタンキュー行きのバスに乗り、途中で冷蔵庫の前で降りると、圧倒的なまでのサワー言葉ビール、警戒色『黄色』。
私は性懲りもなく蓋をあけて、飲みほし、缶をつぶし、やがてはトイレの便器の中に頭を突っ込んで『おやすみ』も言わず眠るのでしょう。
もし、それが幸せな場面と位置付けれるならば、背中をさすってくれる誰かの存在が必要不可欠です。嗚咽混じりの『ありがとう』でも、手紙の最後に付け加えるだけで感動を呼ぶことになるのかもしれません。


しかしながら、時は残酷に私の中から色んなものを奪っていくわけです。そんなように、気づけばサワー言葉は泡となり消えてしまいました。淡い夢と淡いビールは切っても切れない親友だからでしょうか? 二人揃ってきっとBARにでも出かけたのでしょうね。



私は探します、次の言葉を。その言葉が私の頭の中で一周二周と駆け巡るまで探します。


そして出てきた(炒められた)言葉は『焼きそば』です。




そう、あの鉄板焼き言葉です。



私の心の中はソースまみれで、頭の上には青のりとかつお節がまぶされています。


インスタント階層に『塩焼きそば』がなかった時代、ソース焼きそばというものは前述通り『鉄板』でありました。居酒屋メニューのなんこつから揚げぐらいに鉄板でありました。しかし、塩焼きそばがJ2からJ1に昇格して早4年。首位ソースとの勝ち点はじょじょにつめられているように思えます。

今日、私はUFOを見ました。

コンビニの棚にいました。
日清の未確認飛行焼きそばです。


この未確認飛行焼きそばは、私の腸にとって天敵であります。バルセロナがアトレティコマドリーに抱くものと同じです(マニアック)。
腹が無残にも壊れるのです、夜中に起こされることもしばしばしば(多い)です。
しかし、このようなどうしようもない夜にでも、正露丸というスーパーヒーローに助けを請う事は出来るようです。
正露丸という『ラッパ言葉』の中に私は平穏を見つけだすことができます。
彼は稀代の永遠のヒーローです。


そのように、未確認飛行焼きそばを食しなくなって、早4年。 私にこれ以上焼きそばを語る資格はありません。




とりあえず、おつまみ経由リビング行きのバスに乗り、おみあげにビールを持って帰って来ようと思います。



読んでくださってありがとうございました♪


皆さんまた飲みましょうね♪笑



今流れている曲: Dead Flowers / Gram Parsons

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