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東京極楽

東京極楽がやっと消費できそうになってきた瞬間に円盤化が決まったので今だ!と思って感想を書きます。猪狩くんが実際にananで解説してたのであまり私の文章が長すぎてもうざいし見当違いなことを言いかねないので、ファンから見た東京極楽についてのブログです。ほぼ自分用メモなので軽く読んでください。ゴリゴリに演出のネタバレします。

そもそも東京極楽って何なんだ?って人は一旦私のツイート検索で「東京極楽」また調べてください。私が1年ほど狂わされている猪狩くんのソロ曲です。頼むからもう一回してほしい。歌詞はX(旧Twitter)に載せてるので良ければ→[https://x.com/etlc47/status/1682371083398422529?s=46:title]

私が東京極楽の好きなところを全部挙げると1〜10まで全部になっちゃうので出来るだけかいつまんで挙げます。

モニター

 まず第一はモニターが天才。もちろん曲もダンスも全部好きだけどモニターだけ見ても楽しいってすごい。luvitchが金かけてるって今回話題になったけど多分あれの比じゃないくらいかかってる。モニターに映された繁華街らしきものの電飾看板に「天才(テンサイ)」「浄土(ジョウド)」「選別(センベツ)」の3つの言葉が点在してて「才能天才」とかもあるのが良い。そもそも言葉のチョイスが良い。その繁華街モニターに筆で書かれたような力強い黒文字が金背景で出てくるのも最高すぎて初めて見た時鳥肌が立ちました。引き続きモニター話だけど猪狩くんがセンステに向かう最中の

ゴロゴロ回る賽の目
チンチクリンは門前払い
The dai is castもう始まってんだよ
受け入れてくれよおと四五六
賭けたんだったらすっからかんでも
その運命を楽しめよ
一二三でも真っ赤になるなよ
こいつは単なる遊びだろ

の部分でチンチロや花札などの賭け事関連の物が映るの割と新しい演出で大好きでした。サビになったら真ん中左右全てのモニターに般若・天狗・鬼などの能面がクルクル回る映像に切り替わる演出がお洒落で流石猪狩蒼弥だなって思いました。サイトの引用だけど、

能面は、面 (オモテ) とも呼ばれますが、オモテに見せる顔をつけることで、演者はそのウラの暗闇の中に姿を隠すのだそうです。

とあってその辺りもこだわって作られたものなのだと後々気づきました。23年のバラエティラッシュ時に向けられた心無い言葉を揶揄するようなリリックが含まれていて猪狩くんは色々な面を使い分けながら生きてることを表現してるのかな〜。最後は黄泉の国なのか地獄なのか、はたまた極楽なのかは分かりませんがモニターに大きく「東京極楽」と映された鳥居を背景に猪狩くんが番人のように立って終わりなのがお洒落。

衣装

モニター話はこれくらいにして次は衣装の話したいなーと思います。なんだか結局全部に触れちゃいそうな予感もしますがとりあえず自分用なので見返す時に楽しくなるよう続けます。 


ananからの引用だけどこの衣装、見てもらえば分かる通り赤のジャケットがスパンコール生地でできてるおかげで会場のライトを受けてキラキラ光るんですよね。私それがめちゃくちゃ好きで。たくさんのフレたちが周りを取り囲んでいる中でも猪狩くんだけがステージのライトを受けて光り輝いてるあの図が大好きでした。円盤でもぜひ引き画角で映してほしい。歴代の様々な先輩が着ていた着物を組み合わせてフレとは格が違う風貌でカッコよかった。これで傘ぶん回して踊るんだから惚れちゃいます。

ダンス・演出

鬼語りしたい音楽・ラップ詞は最後に残して、ダンスや演出の話します。ダンスに関しては、最初の都市の宮城では踊らずに傘振ったりセンステに行った時に獅子舞とちょっと暴れるくらいだったのが、有明ではガッツリ踊る公演が幾つもあってどっちも特別感があって最高でした。(23日は夜公演で踊ってたのでこっちが円盤化してほしい)私的にはやっぱりフレジュを全員使っての派手な演出が最高に痺れました。宮城ではあまりフレで来られてなかったのもあって少なめでしたが、有明では東京極楽前の瑞稀くんソロ(ギミゲ)で登場した4人以外のフレジュを総動員しての演出ですごくカッコよかった。猪狩くんが私たちに見せたかったのはこれだったのかと感じざるを得なかったです。(今まではフレがいてもソロでバックに付けることはなかった)アクロバットが得意なメンバーはダンスメイン、傘を持って踊る子たちは変わらず4人(メンバーは変わった)、ちびっ子には甚平を着せてわちゃわちゃと夏の終わりを演出、ゴゴキはローラー隊として羽衣のようなものを持ちながらステージを駆け回る。猪狩くんだからこそできる演出なのかなと思えて最高にカッコよかったです。獅子舞結局誰が入ってるのか分かんなかったのだけが悔しい。演出で言えば最後の「極楽」部分でメンステに戻ってこちらに振り返る瞬間に手に持ったライターで炎をあげるのがお洒落で好きでした。宮城では天を仰いでいたけど多分有明はずっとしてたから円盤で確認するのが楽しみです。

音楽・歌詞

やっとここまできたから最後の鬼語りします。まず簡単に音楽から。重低音の重たい音楽が流れモニターが幕のように上がって爆発音なのか?くらいの会場が揺れる猪狩くんの「GOKU-RAKU」という声と共にスタート。音の緩急がありつつもサビで一気に盛り上がるの聴いてて気持ち良すぎました。「ゴロゴロ回る〜」から急に曲調が変わりFenceのような猪狩くんお得意の詰め込みラップもあり最高。猪狩くんってリリックを詰め込んだ後にサビや落ちるような音を持ってくるのが好きなのかな。大本命の歌詞に注目していきたいんだけど、そもそも「東京極楽」のワードをチョイスする猪狩くんのセンスが良い。この時期って猪狩くんのバラエティラッシュがちょうど始まった時で、金髪ウルフっていう先入観で軽く見られやすいビジュアルをしていたからそこに関してパンチライン持ってきたのがカッコよくて初めて聞いた時震えました。猪狩くんってやっぱ文系なだけあって「言葉遊び」のようなものが好きなんだと常に感じるんですが、

燃え上がるNet Fire 消せないYou say magic!!!

の「You say magic」が「油性マジック」でネットの一度でも書き込むと消えない言葉を皮肉を交えつつ上手く表してるのが凄い。「國」や「噺」、「可惜夜」など音で聞いても字で見ても美しい日本語の選択も上手です。この時期に出ていたバラエティを見ていた人間なら東京極楽のリリックって猪狩くんの状況を皮肉マシマシで伝えてるのが分かりやすくて面白いんじゃないかなって毎回思いながら聞いてました。今聞いても23年のことが思い出せて面白い。

自分を愛せない人生なんて悲しいよ

猪狩くんが1番言いたいことだと話していた歌詞です。「愛してる」という言葉をよく使う猪狩くんだからこその歌詞だし自分に言い聞かせるように定期的に言葉にしないといけないと言っていたのが印象的でした。バラエティに出て強い言葉を投げかけられることも多かったのでこの言葉に強い意味が込められているように感じられて私も好きな部分。あとシンプルに好きな部分は、

カワイイ子に「ウチ来る?今度」

これまじで死にます。生で見たら。「ウチ来る?」の時に自分の足元指差して「ココ」ってするのどこで覚えたの?他にも太鼓の達人的な歌詞やチンチロを表した歌詞もあり全体的にポップながらに闇を感じられて視覚的にも聴覚的にも最高でした。猪狩くんって歌の中で結構砕けた歌い方をすることが多くて、東京極楽でも
「まじ怠い」→「まじだりぃ」、「まともに生きてれば」→「まともに生きてりゃ」
みたいな感じに変化させてて良〜!!!となったので円盤でみんな注目してほしいです。やっぱり猪狩くんのラップって凄く力強いし日本語特有の表現を余すことなく使ってくれるので一つの文学作品を読んでいるような気持ちにさせられます。歌詞も色々語ったけどやっぱり猪狩くんが尺の都合でカットした伝説のフル英詞2番も聴きたいのでいつか公開してほしいです。

今考えても私が東京極楽への思い入れ強すぎて面白いけど猪狩担みんな思い入れ強いよね?他メンのオタクですら東京極楽は本当よかったな、、、って言ってたりするから結局23年を過ごしたHiHi担はみんな東京極楽に狂わされて生きている認識で間違いないはずです。猪狩くん自身も今回東京極楽を超えるものを作れないからって理由でソロチョイスしてたので殿堂入りさせてくれていい。Jr.で作れる楽曲のクオリティじゃなかったのであの演出を許可してくれた技術スタッフさんにも多大な感謝をしたいです。東京極楽に関わってくれた全員、ありがとう。円盤化、ありがとう。

追記


まさかの東京極楽がYouTubeに公開されるという最高最強天才出来事が起きたのでこれを機にみんな東京極楽という名のシャブをキメよう
→https://youtu.be/i7a9xAejvFE?si=OIbJc4BO8SEhkPjc