ドーナツは穴が空いているからドーナツなのだ
向山かおりです。
成果を出すために、障害となることの一つに、自分ができてないことやれなかったことばかりを見てやたら自分を責めることがあるなと思います。
私も起業仕立ての頃は、うまくいかないことばかり、自分を責めてばかりいました。
周りは気を使って そんなに気にしなくていいよ 大丈夫だよ
と言ってくれていたのに
全く耳を傾けず、どうしたらこの自分を治せるんだろう、失敗しない自分になるんだろう。
などと気に病み、自分を前に進ませないでいました。
そんな時、尊敬する経営者の方からいただいた言葉がこれでした。
「ドーナツに穴が空いてると責めても何も変わらないよ」
ドーナツは穴が空いてて ドーナツであり、それを埋めたところで
味は変わらないし、そもそもドーナツではなくなってしまいます。
それと同じで、人は生まれながらにして完璧な人はいません。
しかし、
完璧な人はいないとわかっていても
どうしても完璧でないと 自分だけは完璧でないと
ダメな自分を許したはいけない
などとブレーキをかけまくっていました。
できるわけないのに完璧であろうと苦しむことの虚しさや・・・
そのことに気がついたのは起業してから約3年でした。
ある時ふっと
ああそうか
人間って完璧じゃないだ
色々いるんだ
色々あるんだ
それでいいんだ
と急に許せるようになりました。
私の大尊敬している経営者の嶋村吉洋さんは、確か
芝生の坂を笑いながら転げているときにこのことにふと気がついた
とおっしゃっていましたが
ふとしたときに 腑に落ちる、悟るという感じがきました。
それ以来、
完璧であるかどうかより、
これからどうしたいかどうなりたいかに視点を向ける習慣がつきました。
何か進みたくても前に進めてないなと感じることがある時は
いつも気がつかないうちにループになってないかなとチェックして
自分の思考をリセットしています。
ドーナツは穴が空いているからドーナツなのだ
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