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色々なハジマリ。

『きっかけ。』の記事にも書いた舞台の話でもしようかな。

2018年1月に開催されたもので、私にとって今でも忘れられなくて、色々なハジマリをもたらした音楽朗読劇がある。


フェロ☆メン「AnGeL fAlL(エンジェルフォール)」


この舞台が、私にお芝居の凄さ、表現力の凄さなど数々の衝撃と感動をくれた。

そして、この人達を応援していこうと決めた舞台にもなった。


フェロ☆メンは、2人の男性声優(諏訪部順一さん、鳥海浩輔さん)からなるユニット。そのお2人がプロデュースした初の舞台。

アニオタに出戻りした私は、色々調べているうちに知り、すぐに好きなった。(最初に知った時、アニメの世界にもV系があったのか!?と驚いたっけ(笑))

そんな中私は、奇跡的に3公演全てを会場で見れるご縁に恵まれた。まぁ、今でも忘れないのは、友人と夜勤明けでカラオケをしてた時に通知を見て大興奮したっけ(笑)


チケット抽選から月日は流れて、公演初日を迎えた。

会場の中は、雨が降るBGMが流れていて、静寂に包まれて、緊張しながら席についた。


物語は、現代でダドリー教授(cv井上和彦さん)と弟子のエマニュエル(cv中村悠一さん)が「死のモノクル」を見つけた事から話が始まる。ダドリー教授が昔話を語り出す。疫病が蔓延した時代、1人の看護師である少女サラ(cv能登麻美子さん)が2人の天使、パクス(cv鳥海さん)とマラキア(cv諏訪部さん)と出会い、奇跡の少女と呼ばれるようになった話を。

この舞台は、最後のエンディングがマルチエンディングになってることも魅力の1つ。音楽朗読劇では誰もやったことが無かったものらしい。(ちなみに藤沢さんが脚本を手がけているが、勿論諏訪部さんも脚本部分にも携わっている)


生演奏も演出もとても綺麗で美しくて、物語のセリフの掛け合いもテンポ感が良くて、すぐ物語の世界観に引き込まれた。

そして、話は進んで終盤.....。パクスの感情を爆発させたセリフの最初の1文字を聴いた瞬間、今まで感じたことがない鳥肌が立った程の興奮と感情が激しく揺さぶられてた。そして、気づいた時には泣いていた。セリフを聞けば聞くほど、涙が溢れて止めることすら出来なかった。終わった時には、放心状態に近い状態でいた。

それは、2公演目、3公演目も同じだった。シーンが変わり、更に激しくなる中で、こんなに激しく感情が動き回って今まででは無い。

そんな体験は、初めてだった。

私は、この舞台でお芝居と表現力の凄さというものが、揺さぶれる程の激しいものである事を知ったのだ。それは同時に見ていた世界が狭かったと認めざるおえないということでもあった。

演奏の音楽についてもそう。演奏者の中にV系バンドの方が1人いらっしゃって、その方が弾いてたバイオリンの音色はとても美しくて力強くて儚くて、あのシーンともピッタリハマっていた。視界が狭かったなとただ感じた。

本当に何もかもがとても素敵な舞台だった。

実は、ちょっとした奇跡もあって。ヘッダーに花火の画像を入れている。あれは、千穐楽が終わったあと、帰り際ロビーを出たら、むかえにあった施設から花火が上がったのだ。それも見た瞬間、誰もが歓声を上げたのも忘れはしない思い出だ。

この公演を全て見終わったとき、音楽朗読劇が面白い。お芝居が凄い。表現力が凄い。声優が凄い。という.....なんとも漠然とした気持ちではあるが、その気持ちが溢れて溢れて止まらなかった。

この時から、私は全力で応援しようと決めたし。他の音楽朗読劇や朗読劇にも行きたいと思うようになって行き始めるようになった。


今でもたまにプレイボタンで聞いたり、円盤を見たりする。

あそこに登場したキャラクター達に会いにね。





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