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大喜利をやらない人はネット大喜利の回答を理解できるのか

※2020/7/18:追記しました(記事下)
 2021/5/23:諸事情につき内容を変更しました

大喜利とは、複数の出演者(回答者)が観客や司会者からお題をもらって芸を披露する演目のこと。

こんにちは、皆さんは大喜利をやったことがあるでしょうか。

かく言う僕は去年の秋ごろからインターネット上で行われる大喜利、所謂「ネット大喜利」にどっぷりハマりまして、現在に至るまで様々なサイト・イベントで大喜利をしてきました。

そこで一つ気付いたことがあります。

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すみません、一昔前の個人サイトみたいになっちゃいました。

そうなんです、ネット大喜利は出されたお題に対して考える時間が数時間以上与えられている「長考型タイプ」が多数派なので、特性上捻った回答の方が評価がされやすいです。

例としてあげると、お題が「こんなカレーは嫌だ、どんなの?」だった時に「うんこ味だ」で回答すると「あれだけ考える時間があってそれ出す?」と思われるので採点で高得点が付きにくいということですね。

そんな捻った回答が並ぶインターネッツの大海、大喜利慣れしてない人は全く理解できないんじゃないかという疑問が浮かび上がりましたので今回は僕の友人を使って検証していきたいと思います

検証

大喜利サイト「ネタボケライフ」の各お題入賞回答※を何個か見てもらい、その意味が理解できるか友人に聞く

※一つのお題に大体300~400近い回答が集まるので、トップ10に入るというのはとんでもないことです

早速検証を始めていきます、友人にはDiscordの画面共有機能を使い回答を見せていきます。

まず最初のお題はこちら

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そして1位の回答がこちら

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さあこの秀逸な回答を拾うことは出来るんでしょうか

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全然理解してなかった上にとんでもない開き直り方をされました、前後の解釈が逆だったにしても三人乗りの発想には至らないと思うんですがよく分かりませんでした、丸太を二人とカウントする人なんでしょう。

初っ端からかなり不穏な空気が漂っていますが大丈夫なんでしょうか、続いてのお題はこちら

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3位の回答がこちら

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既に嫌な予感がかなりしていますが、無事に拾ってくれるのでしょうか

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全てを否定された上にお題にまで物申されました、いよいよ記事としての方向性がブレだしましたね。

だったらと思って用意したのがこちらのお題

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これならお題に文句を付けるところはないでしょう
そんでもってこのお題の1位がこちら

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お題に文句がつけられないならちゃんと回答に向き合ってくれることでしょう。

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単純に発想が怖すぎました、これってサイコパス診断でしたっけ?


もはや期待はしてないですがとりあえず見せたお題がこちら

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一応また文句がつけられないお題にしておきました
このお題の1位がこちら

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情景を想像するだけで面白い秀逸な回答です、どうせ拾えないので豚に真珠ですね。


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まさかの拾えてました、これ拾えるならさっきの忍者も拾えただろ。


もしかしたら彼は戦いの中で成長するタイプなのかもしれません、この勢いのまま見せたお題がこちら

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2位の回答がこちら

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個人的にすごい好きな回答です、この勢いのまま是非とも拾って感情を共有したいところですが如何に。

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ごめんなさい、成長してませんでした

ここまで回答に対する理解度を見てきて一つ気付いたことがあります。




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そうなんです、頭が固い真面目ちゃんが過ぎるんです。

この他にも「243勝1敗の相撲取り。なぜ1敗した?」のお題に出てくる「できたてグラタン関」のワードを疑問視したり、「画像で一言」系のお題に「一言じゃないじゃん」は結構言ってました、細かいことが気になってそこに潜むオモロを拾えてないタイプなのかもしれません。

ここで紹介したお題以外にも何個か見せましたがこういうやってない人視点の解釈とかボケに対する切り口が見れるのは結構面白かったですね。

では最後に友人の初大喜利で締めさせていただきます。

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最下位でした、僕はこれを通して友人を一人失いました。


みんなも大喜利、やろう!





※回答を載せるに当たって各方面に許可を取るか悩んだんですがツボ上げ記事なども許可はとってないっぽいので自己判断で取りませんでした、決してバカにするなどの意図で載せているわけではないことだけはご理解ください、何か問題があればご連絡いただければすぐ消します。



2020/7/18:追記
予想に反してたくさんの反響をいただいてびっくりしてます、ありがとうございます。
当初はネット大喜利界隈の人達に向けての記事だったのですが結構色々な所まで拡散してしまい、執筆時の自分の思惑とは違う捉え方をされてしまっているので補足として書かせていただきます。
記事内では気の知れた友人ノリ(友達同士のゆるいノリ)を記事用に少し誇張しているので結果として僕が分からない人を責める(ディスる)ような構図になってしまったんですが、分からない人達(友人含め)を責める意図はありません。
記事内では僕が「分かる側」なので自分が理解できた回答だけを友人に見せていたのですが、当然僕も理解できなかった上位回答はこれまで沢山ありました。(なんなら記事内でも紹介したゴルフお題の回答も最初は理解できてなかったです)
「理解できる/できない」「面白いと思う/思わない」は価値観や視点の違いなので、分からない=ダメということでは全くないです、色々な人の価値観や視点があるからこそどこに合わせれば一番ウケるのか、を考えるのがネット大喜利の面白さでもあるのかもしれません。
それともう一つは、これも記事の構成上仕方ない事ではあるんですが、今回はネット大喜利の中でも「捻った回答」にフォーカスを当てているので、ネット大喜利がどこもかしこも捻った回答で溢れてるかのような書き方になってしまいましたがそんなことはないです。僕個人が悪く言われることは全然構わないんですが、ネット大喜利全体を悪く言われてしまうのは僕の思惑から大きく外れているのでそこだけは補足させてください…


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