息をするように

今日で半沢直樹が終わってしまう。コロナ禍での楽しみがまた一つ終わろうとしている。久々に10分前にはテレビの前に待機した作品だった。

最近、というか社会人になってから、自分の言葉で文章を書くことを怖いと思うようになってしまった。中学や高校の時は文章を書くことが楽しくてしょうがなくて、毎日30分は時間をかけて長文のブログを書いていた。毎日学校に通っていただけなのに何をそんなに書くことがあったんだろう?

今は、自分の文章の下手さにばかり目がいってしまうし、よくない意味で読み手を意識しすぎてうまく手が動かない。

ただ、昔の文章を読み返してみると、その当時の出来事だったり自分の考えだったり感情だったりが蘇ってきてそれはそれで楽しい。私は過去のことを(わりと大事なことでも)すぐ忘れてしまうから、自分の中の外付けハードディスクとしてブログを活用してたのかなと思う。

半沢直樹の堺雅人さんの文章が私はとても好きなんだけど、堺さんのエッセイは常にその時の作品や役に絡めて書かれていて、演劇人生の瞬間瞬間の思いが文章化されているのはとてもいいなあと思う。

ただ、エッセイでは半沢直樹1撮影の直前までしか書籍化されていないので、どういう気持ちでドラマをやっていたのか書かれていないのが悔やまれる!いや、いろんなインタビューとかはあるだろうけど、この人の文章は本当に穏やかで好きなので、ぜひまたエッセイ連載をはじめてほしいと思う次第である。

私も、私の人生を少しずつ書き残しておきたいと思う。そんな宣言と、今日の半沢直樹が楽しみという文章でした。

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