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19-20 PSG vs ドルトムント、2nd Legの展望

2/19に行われたPSG vs ドルトムント。結果は1-2という結果に終わりました。みなさんはこの結果どう思いましたか?僕は及第点を与えられるのではないかと考えています。さて、今回は1st Legの結果を踏まえて、2nd Legの展望について書いていきたいと思います。

※PSG目線で書くのでご了承を。

1st Legのまとめ

・パリはアザール、サンチョ、ハートランドという強力3TOPに合わせ、マルキーニョス、シウバ、キンペンベの3バックを採用。一方のドルトムントは慣れ親しんだ3-4-3のシステムで試合に臨む。予想通りのドルトムントと予想外のパリ。

・試合序盤は両チーム共に守備に重きを置いた戦い方を選択。トーナメントということを考えると妥当か。

・クルザワとムニエはいつもより守備の負担が軽減されたせいか、守備で後手に回ることは少なかったように見える。それだけにもっと攻撃面で彼らを有効に使って欲しかった。実際に60分に見せたクルザワの左サイドぶち抜きもディマリアにパスが出せていれば一点ものだった。

・13分に食らったドルトムントの強烈カウンター。パリはCB3人ともドルトムントのゴール前に位置していた。キンペンベはそんなにコーナーで決めてる印象もないから上がらないで欲しい。特に前半では。マルキーニョスとシウバだけにしてください。

・パリの攻撃はヴェラッティが縦パスを通すか、シウバかマルキーニョスが前線にフィードを送るか、ネイマールとエンバペの個の力で打破するか。

・サンチョがエデン・アザールっぽいなと。ふらふら動いていて右ウイングに留まらない。パリがヴェラッティから攻撃が始まるのならドルトムントはサンチョから攻撃が始まる印象。

・中盤のジャンとヴィツェルが厄介。フィジカル勝負になるとまず勝てない。ザカドゥもディマリアに対してフィジカル的に優位性をもって対応していた。

・ゲイェの判断が終始悪い。突っ込んで取れないとかなりスペースが空くし、それをうまくカバーできる選手がいなかった。

・ハートランドは言わずもがな。今の調子の良さを考えると前向きにボールを渡らせた時点で負けと思っていいレベル。

とまぁこんなところでしょうか。

2nd Legの展望

まずは予想スタメンから。

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まずはスタメンを予想するにあたって考えて置かなければいけない情報

出場停止→ヴェラッティ、ムニエ
イエロー2枚(リーチ)→ディマリア
イエロー1枚→シウバ、ベルナト、クルザワ、エレーラ、イカルディ、ネイマール、ネイマール、ゲイェ

1st Legでは相手の3TOPを防ぐために3バックを採用しました。おそらく2nd Legも基本的には守備に重点を置いて試合をすすめると予想します。1点差ですから慌てる必要はありません。

2nd Legで攻めるときに重要なのはドルトムントのGKとDFラインの間だと考えます。特にGKのビュルキはCBとのコミュニケーションを上手く取れていなかったです。このあたりを狡猾に狙えるのはイカルディではないでしょうか。最終ラインでの駆け引きで彼に勝る選手は世界でもほとんどいないでしょう。

このイカルディを活かすには、よりサイドを利用した攻撃が必要になってきます。ここでのキーマンはベルナトでしょう。4-4の乱打戦になったアミアン戦でイカルディにピンポイントでクロスを上げたのがベルナトでした。ヴェラッティがいないことを考えるとベルナトとネイマールのビルドアップ能力がどれくらいドルトムントに通用するかが肝になってくるのではないでしょうか。調子を上げているクルザワと迷ったのですが、ビルドアップの鬼、ヴェラッティを欠いた今、クルザワよりビルドアップ能力に優れたベルナトを使うべきなのでは。

ゲイェとディマリアですが、トゥヘルはこの2人のことが好きでしょうから、この2人がスタメン起用されるだろうなと。ディマリアの代わりにスタメンを選ぶならサラビア一択ですが、今シーズンの起用法を見ている限りディマリアの代わりにサラビアをスタメンに選ぶことはないのかなと。

中盤のヴェラッティの代わりですが、おそらくゲイェでしょう。他の中盤候補はパレデス、エレーラ、クアッシといったところですが、正直どれもパッとしないですね。調子、将来性を考えるとクアッシを起用してほしいですが、彼はまだ17歳です。いい経験になるのは間違いないですが、ミスをして変なトラウマを負ってほしくないですね。

ただ後半でも追いかける状況ならパレデスを入れるのはアリです。前述したようにサイド攻撃が肝になってくるでしょうから、素早くサイドにパスを出せるパレデスは攻撃面で大きい役割を果たせるといえます。ただ守備面では微妙なところですよね。パレデスなら一発レッドを出させることもありそうですが、現実的ではないです。守備固めの交代ならクアッシ、攻撃を活性化させるならパレデスといったところでしょうか。

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ドルトムントのスタメン予想です。ロイスはおそらくギリギリで復帰してくるでしょうからこのレベルで想定するのがいいでしょう。トルガン・アザールよりも厄介な選手で、怪我明けでもすぐに結果を出している印象ですが、実際はどうなんでしょうかドルトムントサポーターの方?

システムも1st Legと同様の形で臨むでしょう。守備と攻撃の2つの面でうまく立ち回っていましたしね。中盤のヴィツェルとブラントですが、両者ともに大型の中盤です。この2人の控えにもジャンがいるのでパリとしてはフィジカルで後手に回らない選手を1人は配置して欲しいですね。ということはマルキーニョスを中盤で起用するしかないですね。

スコア予想

PSG 3-1(スコア合計4-3) ドルトムント

これだけはやってほしいこと

75分時点で負けていたらカバーニを出す

今シーズンで恐らくカバーニのパリの旅は終わりを迎えるでしょう。どうせ負けるならカバーニを出して終わって欲しいのです。これから先、「あのときカバーニを出していれば…」という後悔をしたくないですよね、パリサポの皆さん。本当に実力不足ならこんなことは言いません。途中交代で一番パルクの雰囲気を変えれるのはカバーニです。この雰囲気こそ逆転に一番必要なものではないでしょうか?

久々のベスト8。そろそろ見たいですね。いや、もっと先の景色も。PSGならやってくれるはずです。それでは。


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