スクエニの今後 その3

前々回、前回の続きです。このテーマはあとふたつで最後になります。

スクウェア・エニックスは221億円の特損を計上したというニュースや、「トワツガイ」「ドラクエチャンピオンズ」「ドラクエけしケシ」「インサガEC」のサービス終了が話題になっているけど、これからのスクエニってどうしたらいいんでしょう?
今の状況から顧客の信頼を取り戻しながらも売上を上げるわけですよね。かなり大変だ。
ということですごく簡単なこともどうでもいいことも含め、個人的に思うことを書いていきます。

9.きちんとたたむ

前提として「次のIPが育ってきたら」という条件がつきますが、「ナンバリング最終作」と銘打って、FFやドラクエを出して、その作品のナンバリングを終えます。
何となく終わるのではなく、きっちりこれがラストです、ナンバリングはもう出しません、と「きちんとたたむ宣言」します。でも派生作品や外伝作品、リメイク作品は出します、と予防線を張る必要はあると思いますが、インパクトはそれなりのものになると思います。
特にドラクエはすぎやま先生と鳥山先生がご逝去されました。未発売の12が遺作となるそうです。このあと13を出したら、仮にほぼ同じだとしても必ず「やっぱなんか違う」と言う人もいるでしょう。

で、あれば最終作としてきれいに終わらせてほしいというのがファンの願いでもあり、制作側の誠実さでもあると言えます。
別にその作品がなくなるわけではありません。リメイクや派生作品で蘇ることができるのですから。

10.流れを意識した作品づくり

FF7リバースの売れ行きが良くないというニュースを観ました。原因はひとつではなく色々ありそうですが、個人的な感覚で言うとスクエニは過度に気にする必要はないと感じます。
どうやら非常に面白いゲームでかつ評価も高いらしい。なのに売上不調。
ここで「面白いものを作れば売れる」というのが十分条件ではないことがわかります。
面白くても売れないこともあるし、面白くなくても前作がよければ売れたり、有名配信者が取り上げるなど何かのきっかけで急に売れたりします。

そして私が強調したいのは「前作がよければ売れる」という点。
つまり、「本作の評価=本作+次回作」と言い換えることができるのではないでしょうか。だから次のゲームを作るときは前作だけでなく前々作まで意識してすると、ユーザーがとんでもない最高の体験を味わえる気がします。
実際ドラクエ1~3までの流れは今でも私に興奮を与えます。

ただ残念なのは、理由はわかりませんが時代が変わったのかな。続編でもユーザーが減っていくようになってしまったことです。
したがってFF7のリメイクは3つの分作でかつ続きものだから後半に行くほど販売本数が減る点。続きものは致し方ないですからね。3作すべて出てからまた売れるかもしれませんが。

色々書きましたがまだまだ私はスクエニファンです。これからも興奮する体験を楽しみに待ちたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?