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社畜に朗報!自己都合退職で即失業保険を受給する方法

仕事を辞めると雇用保険を受けることができる。雇用保険は仕事を辞めて収入が途絶えても金を受け取ることができる、年間3万人もの人が自殺してゆくこの絶望に満ちた破滅の国の数少ないセーフティネットである。

この雇用保険、倒産や解雇など「会社都合で退職」するとハローワークで手続き後、7日程度で受給できる。


一方、仕事がおもんない、合わなかった、他にやりたい仕事ができたなどなど、「自分の都合で退職」すると給付期間に制限、待期期間があり、申請後に3か月と2週間後にようやく受給できるようになる。


この差は大きい。

不当に働かされているにも関わらず、辞めることができないのは収入が途絶えるからである。自己都合で辞めて3か月も収入が途絶えるのは正直痛い。仮に貯蓄が無いと生活が成り立たなくなるので嫌々働き続けることになる。
会社がブラック気味で本当は辞めたいけど自分から退職すると「自己都合による退職」となってしまうのが悔しい!ビクンビクン!と、退職に踏み切れない人もいるのではないかと思う。

社畜の定義とやらはわからないが、おそらく全ての社畜に共通するのは「長時間労働」だろう。

実は時間外労働の長さを証明できるものがあれば、たとえ自己都合退職であっても会社都合退職のように待期期間なく失業保険を受け取ることができる。(ここでは詳しく書かないがパワハラなども自己都合を会社都合にできるケースがある)

具体的な時間は、「直近3ヶ月の時間外労働が各45時間を超えている場合」、「退職の直近、2ヶ月〜6ヶ月、平均で月80時間を超える時間外労働があった場合」、「100時間を超える時間外労働が1ヶ月あったため離職した場合」である。

この条件を満たす人はかなり多いのではないかと思う。
1か月で45時間の残業であれば、1日当たり3時間程度だから、おそらくブラック企業でなくとも普通にやっている時間だろう。

意外に思われたかもしれないが、時間外労働が一カ月で45時間を超えると業務と心筋梗塞や脳梗塞の発症の関連性が高まると評価されており、80時間以上の時間外労働にいたっては健康上のリスクが飛躍的に高まり、国が過労死レベルであると認定しているのだ。
世間には「その程度の残業時間で甘えんな、俺はもっと多いぜワイルドだろう?」といった風潮もあるが、体を壊したり死んだりしては元も子もないし、国がそう定めているのだから胸を張って退職すればいいのである。


だがいくらハローワークで「僕ちんいっぱい残業してて辛かったんですうう~」と唱えても無意味で、そこは客観的に長時間労働を示すものを用意しなければならない。
タイムカードをコピーするのもいいが、一番確実かつ簡単なのは給与明細に労働時間が記載されているので、それを期間分捨てずにとっておき、離職票と一緒にハローワークに提示すること。
たったそれだけのことで自主都合退職を会社都合退職にすることができる。
これは、再就職する上でも「退職せざるを得ない状況に追い込まれた正当な理由」となるため自己都合よりも有利に働くのではないかと思う。

ただ雇用保険を受け取るには最低でも6か月の在職期間が必要なので、そこには注意していただきたい。

世の中、知ってるか知らないかだけで天と地ほどの差がでる。
「会社や社会のこういうところに矛盾や違和感があって~~であるべき」といったような理想論や抽象論や正論を唱える気は一切ない。
そんなのは「この世は犯罪や争いの無い世界になるべき」と糞真面目な顔して言ってるのと同じくらい意味がない。
脱社畜に本当に必要なのは具体的な方法論だけなんだ。


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