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academyまでの180日間 day42

今朝は8時起床。朝ごはんは、レモンクリームパンとミルクティ。久しぶりの、まったく予定なしの休日。今日は前からやりたかった手製本をやることにした。


手製本するにあたってお手本にしてるのは"美篶堂"という老舗の製本屋さん。オンラインショップで手製本の仕方の書籍や必要な道具がそろう。まだなにも購入してないけど、手持ちのものでどうなるかまずはやってみることに。

一冊目に試すのは"和綴じ"という、綴じ糸の目立ちがかわいい製本方法。まずはA4のコピー用紙を指で半分におったものを20枚つくり、山になってる側を水で濡らし、重しをする。均等に紙をならすためにはブックプレスというものが必要なのだけど高くて買えそうにないので、ジブリの絵コンテ3冊(かなり分厚く重たい)を重しとして代用することにした。

そのA4紙の束の背の角部分に、上と下で2ヶ所、小さな紙をのりで貼って補強する。一旦木工ボンドで代用したけれど、フエキ糊を買わなくちゃ。
そして表紙と合わせて、糸を通す穴を空けるのだけど、その道具持っていないのでここでストップ。裁縫針では全然穴開かなかった。
足りないものを、ホームセンターに買い出しに行くことにした。


ホームセンターで、工作マット、クリップ、ステンレス定規、フエキ糊を調達した。エンジニアの父がおすすめのものを教えてくれて助かった。
穴を空けるための"目打ち"、作業台、紙を綺麗に折るためのヘラは、家に帰ってから美篶堂のオンラインストアで注文した。綴じるための麻糸は近所の手芸屋で探そう。針は裁縫用のやつで試してみて問題なければそれで行こう。

材料が届くまでの間、どんな本にしたいかゆっくり考えを巡らせよう。
画集も作りたいし、日記本も作りたい。自室の本棚や本をぱらぱらと眺めていると、本に使われている紙の色が真っ白じゃなくてすこしクリーム色に近いことに気づいた。きっと真っ白より目に優しいからだな。文字のフォントも本によってさまざま。日記本は、料理家の高山なおみさんの「日々ごはん」がかわいいな、お手本にしたいなと思った。紙の手触りだと新潮文庫の紙が一番好き。やわらかくて、とろとろとめくれる感じが心地よい。紙はホームセンターではあまり売ってなかったな。どこで買えるんだろう……。

紙代、印刷代、道具代……1冊の本を作るのにもかなりのお金がかかる。夏の旅行費を残して貯金しつつも、今やりたいと感じていることは極力今、やりたい。さて、お金をどうやって集めようかしら。ヴァルダの「冬の旅」のモナを思い出す。「お金ないの、仕事ある?」「このチーズ買って」と、行く先々の人との出会いで、労働や物々交換をおこない、「はい、じゃあこれだけね」と直接対価が手に入るシンプルなやり方。今は単発バイトするにしても登録やメールのやりとりが必須で、行くまでにスマホで目が疲れる。もっとシンプルだったらどんどん出稼ぎしに行くのになと思う。

とりあえず今のところ貯金は全部で14万円。そこから来月の旅費5万円が差し引かれて、のこり9万くらいかな。今日オンラインで購入した分を引くと8万5千円……。とりあえず自宅の不要品かき集めて、売りにいこ!

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