見出し画像

academyまでの180日間 day33

今朝は8時起床。朝ごはんは雑穀米ごはん、ウインナー、おあげの味噌汁、納豆。湿度の高い気温のせいか、からだが少しだるい。すぐには動く気になれず、リビングでしばらくテレビを観た。

今観てるのは朝ドラ「カーネーション」。NHKオンデマンドに入っているのでそれで。世界的に有名なデザイナーであるコシノ三姉妹の、母・小篠綾子が主人公モデル。もちろん三姉妹も出てくるのだけど、キャストが全員とてもよい。演出も脚本もお見事で見ごたえ最高、あまちゃんに負けず劣らずのおもしろさだ。

カーネーションを観るといつも、主人公・小原糸子の生きざまに惚れ惚れするとともに、自分も彼女のように好きなことを思いのまんまにやって生きていくんだ、とやる気に満ちる。彼女の強い意思ある瞳、口からでる言葉、粘り強さと柔軟さにも魅了される。
まわりがなんと言おうが自分の信じた道を進む。それがどれだけむずかしいことか。"さよならcolor"の歌詞を思い出す。誰もひとりぼっちにはなりたくない、でも君はそれでいいの?夢の続きはどうしたの……?

やりたいことをするには、大変なことも泣きたくなることもあるだろうけど、そっちの方が"おもろい"のだ。わたしの父も、自分の仕事を"おもろい"と口にしていて、わたしはそれを羨ましくい気持ちで聞いている。今のところ絵の依頼は楽しませてもらっているけれど、おもろいと感じる領域にはまだまだ到達できていない。せっかく生まれてきたのだから、おもろい仕事がしたい。仕事をおもしろがる姿勢も大事だけど、おもろい仕事自体に出会ってみたいのだ。


今これを書いているのは23:42。ほんとは今日はもう書けないかと思った。今日はバイトで嫌なことがあって、ぽろぽろ泣きながら電車に乗った。帰る方向と逆の電車に揺られて駅を降りると、たけとが車で迎えにきてくれた。

話し出すのにとても時間がかかった。わたしは自分の感情を人に伝えるのが苦手だ。自分の悲しみが「悲しい」と言うにふさわしいのか、確かに胸を締め付けている辛さを「辛い」と口にしていいのか。自分ではわからなくて、言葉として吐き出すまでに途方もなく長い沈黙が流れてしまう。それでも、たけとが辛抱強く待ってくれたおかげで、長い長い時間をかけて思っていることを吐き出すことができた。

人間関係でのいざこざにおいてわたしが悩んでしまうのは、相手そのものに対してではない。相手にこうなってほしい、という希望はないし、相手がおかしい!と心の底から憤ることもできない。そうじゃなくて、わたしはすぐに自分と向き合ってしまうから、自分自身を変えようと試みてしまう。それはきっといいこと。うん、それはわかっているのだ。
でも、頭では良い方に向かう思考ができていても、体はそうはいかない。相手からの視線、表情、声のトーン、言葉、態度、言い方の微妙なとげとげしさというのは、心に深く深くささって、内側をどんどん黒くしていく。動悸や震え、寒気という身体症状に変わるそれは、心ではなく、心臓に傷がついてしまうような感覚だ。人間関係の悩みを人に打ち明けたときはたいてい「気にするな」と言われるのだけど、ほれはおしっこを我慢しろと言われているのと同じ気持ちになる。身体がおかしくなるのはどうしたらいいのだろう。わたしをそうさせるのは何なのか、ずっと考えているけど、まだ答えはでていない。

でもたけとに話を聴いてもらって、ずいぶん楽になった。お腹も減ったし、泣きつかれて眠たくもなった。びっくりドンキーに行って、ポテトやハンバーグをお腹がはち切れそうになるくらいまで食べて、そのままたけとの家に行った。

布団に入ったらもう眠たくて寝てしまいそうだったのだけど、「今日は書けないかも。書けない日今日がはじめてかも」とこぼすと、「こんな日に止まったらあかん」と言ってさっさと書くようにうながしてくれ、今ここまで書くことができた。

ほんとは職場で何があったのかをもっと書きたいし、今抱えてる悩みも全部吐き出したいけれど、今日はもう頑張らなくていい気がする。全部書き起こすことが目的ではない。毎日書くことが大事だ。(寝ようとしてたけど……!たけとありがとう)

午前中ばあちゃんに誕生日のメッセージカードをわたしに行ったらすごく喜んでくれたこと。昨晩Xのスペースで恭平さんファンのかたとあたたかい会話を楽しんだこと。
今日バイトで辛かったとき、この2つのことを思い出して心がじんわりした。目も、涙でじんわりした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?