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academyまでの180日間 day22

今朝は8時過ぎ起床。ゆっくりと旅の疲れから回復するも、梅雨のせいかなんだか体がパッとしない感じ。朝ごはんはゆかりごはんとミートボール。母が梅仕事をしているので、部屋に梅の香りがほんのりと広がって心地よい。

ばあちゃんとTELして旅行の日程を決める。優先したい予定もいくつかあるので、熊本に住むのは秋からになりそうだ。

今日は久しぶりに何にも予定がない日。午前中は父母犬たちと短いドライブをして、午後は"TRUE恭平SHOW"最終話を聴きながら編み物をしたり絵を描き進めたりした。

最終話は"自己否定を止めるための100日間"のこれまた最終回の朗読だった。空港まで行った小宮さんがなんと朗読が始まるということで、恭平さんのアトリエまで引き返して撮影してくれたのだそう。本当に頭が上がらないです……。ひとつも飛ばさず丁寧に聴いた。

今回はリスナーの質疑応答がたっぷりあった。恭平さんは最後にちゃんと「もういない?みんな喋れた?」と確認する。話の切り上げタイミングは質問内容によって異なるけれど、発言を希望している人全てに平等に発言機会を設けるのを徹底しているのが伝わってくる。出版前から全部朗読して聴かせてくれる上に、来るもの拒まずの精神で全ての質問に答えてくれる作家さんなんて他に知らないよ。キョーラジがあるのが当たり前のようになっているけれど、よくよく考えると本当に貴重ですごいことだ。

質問で「創作をするにあたって、自分に"調子に乗るな"と声をかけるのは自己否定にならないのか」という声があった。恭平さんはそれに対して、調子に乗らないようにするのは継続するためのコツだと言った。創作をするとき、なぜだか自分が無能だとは根底で思えていないことが多い。だからこそ仕上がりに納得がいかなかったり、周りから評価されなかったりすると「もっとできるはずなのに」「もっと評価されるはずなのに」となり、作る手がストップしてしまう。そこに生まれているのは「下手くそな自分はダメだ」「売れてない作品を作ってる自分はダメだ」という自己否定。でもなぜ創作をするのかという理由に立ちかえると、それは"創作したい"からだ。そこで"調子に乗らない"が出てくる。「自分は才能のない人間だから毎日練習しよう」という謙虚な考えであれば、毎日、作品がヒットしようがしまいが死ぬまで創作をし続けられるのだ。

『継続するコツ』をすでに読んだことのあるわたしはこの考え方に触れるのは初めてじゃなかったけど、久しぶりに聞いて、改めて気付かされた。わたしのこのnoteのエッセイも、academyで実際に本にしたあとのビジョンは正直まだなかった。
書き続ける未来について、具体的にイメージができていなかったのだ。わたしが毎日エッセイを書く理由は、今は本を作ることや、人に読んでもらうことが主な目的だ。でも日々の記録としての日記は、17歳の頃からずっと続けている。それは、毎日を大切に過ごしたい、些細なことも書き留めて忘れたくない、という思いがあるから。そして何よりも、思いのままに書くことが単純に好きだからだ。

ならば一冊の本を出した後も、それがどれくらいの人の手に渡るのかわからないけれど、わたしは書き続ける自分をしっかりイメージし続けたい。継続できていること自体に深い喜びと幸せを感じられるような生活を送りたい。今日もこうやって今日のうちに書くことができた。なりたい自分に、送りたい人生に、地味な一歩を重ねている日々だ。

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