見出し画像

academyまでの180日間 day30

今朝は7時起床の8時間睡眠。体すっきり、空腹でお腹がぐーぐーなるほどの快調。

朝ごはんを食べる前に昨日教わったスキンケアをしてから、早速絵を描く。今日の絵のタスクを9時までに終わらせてみたい。恭平さんのように、村上春樹のように。

と思ったのだけど、9時には結局終わらず。自分のなかで描いてる時間はわりと短いと思っていたのだけれど、実際に計ってみるとかなりの時間がかかっていた。7cm×7cmの枠の人物紹介を描くのに30分以上もかかってる。まだ下書きだけど、本番同然で描くことにしているからかな。あとから修正がない方が楽なので、後々の自分のためにも、いまできる最善の方法ですすめている。今の自分と未来の自分の連携プレーが大切。

そして午前中はギターが弾きたかったので、絵が終わってからじゃかじゃかやった。なんとなくふと、熊本に行ったら投げ銭路上ライブをやってみたいと思いついた。自分の持ち歌はないので、お気に入りの歌のカバーを我流でやる。わたしは歌もギターもただの素人だけど、毎晩お風呂でがんがん歌っちゃうくらい歌うのが好きだし、ギターも暇さえあればさわってるくらい好き。熊本ではアルバイトもするつもりだけど、せっかくの熊本留学なのだからどうせなら他にもどうやったらお金が稼げるのかを色々試してみたい。

熊本留学のことをもっと考えたくなったので、バイトに行くまでの電車のなかで、物件もちらちらと検索して見てみた。できれば仲間がそばに住んでるところの方が安心だけど、色々みてたら面白くて気づいたら空き平屋のページに飛んでいた。安い一軒家をみんなで借りてシェアハウスできたらな……。2期生は女の子も増えるかもよ、と聞いた。みんなで生活費を出しあって住めば、まあトラブルもそれなりにあるだろうけど、孤独感に苛まれない生活を継続できる気がする。今はあんまりひとり暮らしがしたいモードじゃないので、人肌を感じながら暮らせる方法をつい考えてしまう。ひとりでも寂しさに強くなりたいけど、今は誰かといたい気分だ。


午後はバイト。昨日来たお客さんが、スムーズにコミュニケーションがとれない人だったので、今日はその話題がスタッフ内で持ち上がっていた。その人を昨日実際に見たわたしに、「変な人でしたか?」と聞いてきたスタッフがいた。わたしには人が変かどうか、判断・断言することができない。自分が変だと言われることはあるけれど、「人とは違う」ことが変なのだとしたら、みんな変だ。人のことを変だと言える人たちは、なぜ「自分は変じゃない」と自信満々でいれるのだろう。それがわたしにはひどく不思議だ。

昨日のお客さんは、たしかに憤ってはいたけれど、わたしにはただ人に話を聞いてもらいたいだけの人に見えた。「もう帰る」と言ったあとわたしと目があったのですこしだけ話を聞いた。でも困惑した顔で、すぐに帰ってしまった。レジ越しではなくしっかりと隣で聞いてあげれば、その人をそうさせる悪霊みたいなものがちゃんとおさまったのではないかと思う。「ただ話を聞いてもらいたかっただけだと思うよ」とだけ、わたしは彼女に伝えた。「頭おかしい」とか「変な人」とか、簡単に口にはしたくない。その場から浮いても、わたしは口にしたり、微笑みで賛同したくない。


バイト後、外に出るとむわっとした空気がからだを包んで、さらさらしてたはずの手が急にじっとりべっとりとした。
近くまで迎えに来てくれていたたけとの車にのって、今夜は豚カツを食べに行った。しゃきしゃきのキャベツも、やわらかいヒレカツも、あさりの味噌汁もぜんぶおいしかった。2人で豚カツを食べるのは今日がはじめてだった、というのはどうでもいいことだけど、ただ記しておきたくなった。

あっというまに日付がまわった。明日こそ、9時までにタスクを終えてみたい。
いい夢見れますように。おやすみなさい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?