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academyまでの180日間 day24

8時起床。東京から帰ってきて3日目。興奮の波がいったんおさまり、梅雨もあいまってあんまりぱきっとしない気分。

たけとと一緒の部屋でそれぞれのことをして過ごし、午前中たっぷりごろごろしてから駅で別れた。帰ってお昼ごはんを食べ、すこし昼寝してからバイトへ行く。
今日はやることが山積みだったのであっという間だった。夏は文庫のフェアが多い。読書と言えば秋なのに、なんで夏なんだろう?って不思議に思いながらいろんな作家さんの文庫を棚入れしてると、気になる本がいっぱい見つかって読みたくなってくる。今はヘルマン・ヘッセが気になっている。昔教科書で『少年の日の思い出』という物語を読んだ記憶。最近図書館に行けてなかったから、また近々いこう。

最近は生きるために1日に必要な"もの"や"こと"について、考えを巡らせている。水、お布団、ごはん、お風呂、トイレ、衣服、アトピーの薬、日中過ごせる家以外の居場所、愛する人や生き物、ハグ……。熊本に行ったら、毎月幸せに暮らすためにいくらいるのか、何が必要なのかということも実験してみたい。さすがに路上生活はチャレンジできないけど、賃貸で、お金が少なくても満足できる暮らしを実現してみたい。生活保護とおなじ額で生活してみるとか。それもひとつのエッセイにしたい。


あんまり元気がないとき、なせか読書がいつもよりはかどるのがちょっと嬉しい。わたしは落ち着いた気分のときは、江國香織さんの本を気に入って読んでいる。江國さんの繊細で、薄桃色で、やわらかい文体をそっとなぞるようにして読んでいる。はじめて読んだのは『きらきらひかる』。一番好きな『流しの下の骨』は大学1年生のときからずっと読み返している、人生のなかでも大事な1冊だ。元気なときは読書自体が気分じゃなくなるというか、遠のいちゃうから、ローテンションのときは読書のチャンスと思って江國さんの本を持ち歩くようにしている。

今日は『ホリーガーデン』を読んでから寝よう。明日はバイトまでに今描いてる絵を完成させよう。22時に布団に入って、おやすみなさい。


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