風呂焚き体験はムズイ
体験型修学旅行の受け入れ先として
ウチの宿を提供しております。
いくつもの学校が来られますが
その体験の中の一つに
「風呂焚き体験」というのがあります。
おそらく薪でお風呂を焚くなんて
今の世帯では殆どないでしょうけど
これがウチにはあるのです。
ウチの風呂は下から焚いて沸かすだけじゃなく
ソーラーシステムで入れることもできるし、
灯油のボイラーでいれることもできるのですが、
せっかくなので風呂焚き体験もしてもらってるのです。
まず、風呂焚き体験なんて殆どの子がしたことないので
マッチのつけかた(いまごろはチャッカマンか?)から
教えないといけません。
だから一から教えるわけですが
マッチの擦り方がそもそも逆だったりします(*'ω'*)
ま、それは小さなことですが。
次にいきなり大きな木に火はつかない(燃えない)ので
新聞紙から、割りばしくらいの小さな木にして
徐々に中ぐらいの木にしてから
最後に大きな木に移行するという段取りです。
これ、文章に書くと簡単ですが
実際にやってみると意外と難しいのです。
まず、みんな木をそろえようとします。
見た目はきれいなんですが、
これは燃焼という現象から言うと
まったく間違っています。
物が燃えるには空気が必要なので
木と木の間にすきまができなくてはいけないのです。
だから、井桁を組むようにして
燃やしていくのです。
この点を指導しながら
風呂焚き体験を楽しんでもらいます。
そうこうしていくうちに
とうとう大きな木に火がまわって
あとは、その大きな木を3,4本ほど
入れておけば、ほっといても火が消えることは
ありません。
ただし、すぐに温かくなるんじゃなくて
入れるようになるまで冬で30分くらいかな、
じっと待つのです。
じっと待つ、この時間がいいんですよね~~(^^)
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