【WCSレギュ】ガルシア杯優勝 ロストギラティナ
初めましての方は初めまして！
きょんしーと申します。
今回は第4回ガルシア杯で優勝することの出来たロストギラティナのリストについて解説したいと思います。
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使用リストはこちらです。
リストの詳細については②デッキ解説をご覧下さい。
なおプレイングについては偉い人が様々なnoteを公開してますので、そちらをご覧下さい。
それでは早速。
本記事は下記の通り執筆致します。
【自己紹介と実績】
○公式大会実績
2023シーズン シティリーグ優勝、準優勝、ベスト16×2 CSP235 CL5-3×2
2022シーズン シティリーグ優勝 CL全落ち
2019シーズン シティリーグ準優勝×2、ベスト8
CSP435
○オンライン大会実績
2023シーズン Limitless Showdown(PTCGOの大会)優勝、ベスト4
WCSまだ出れたことの無いくそ雑魚プレイヤーです。ポケカはCLに出るのも勝つのも運要素が大変ですね。シティで勝ては悪口です
①メタゲーム考察
WCSレギュレーションは前回日本で行われたJCS2023とほぼ同じレギュレーションです。
(パーモットex、ハカドッグex、リククラゲexなどは含まれない)
JCSを起点として、海外ではメタゲームが推移してきました。
自分の解釈では下記の通りです。
JCS2023でのトップメタ サーナイトex
↓
NAIC(North America International Challenge)でのメタ サーナイトに勝つためのデッキの増加
アルジュラブラッキーなど
↓
アルセウスなどの大型、サーナイト、ロストの小物も序盤から盤面制圧できるゴッドパオジアンの増加、アルセウス全般に有利を取れるロストギラティナも増加
↓
現在は…？？
想定リストは下記の通りです。
いずれもPTCGLで結果を残したリストを拝借しております。
また直近(7/26)に行われたオンライン大会では下記のようなメタゲームになっています。
WCSではこのメタゲームの先がどうなるか、という所が気になりますね。
話を戻しますが、自身はこのメタゲームの中で最も勝率を担保できるのがロストギラティナというデッキだと考え、持ち込みました。
実際WCSに出ることが出来ていたならば、ロストギラティナのデッキを選択していたと思います。
②デッキ解説
それでは、今回使用したリストの解説をしたいと思います。
基盤は現在流行しているリストとほぼ変わりませんので、個人的に意識した点のみ取り上げたいと思います。
○ポケモン
・ギラティナV 3
・ギラティナVSTAR 3
ギラティナVが4枚のリストもありますが、自身は3でもいいかと考えています。
ギラティナVを3回投げる対面というのは、ミュウVMAX・ルギアVSTAR・アルセウス系統・ロストギラティナミラーほぼこの対面に限られていると考えます。
また中でもアルセウス系統、ロストギラティナミラーは3回ギラティナVを使わない展開になることも多く、必須レベルなのはミュウVMAX・ルギアVSTARの対面です。
この2デッキに限って言うと、シェア率は先程の表から見ても合計11%程しかなく、そこに枠を割くのは現環境では違うのでは？と考え3-3の採用にしました。
もちろん枠があれば4枚目を入れたいです。
・ウッウ 2
本リストの特徴その1です。
意識しているメタはゴッドパオジアンです。
ゴッドパオジアンはアルセウスVSTARのスターバースとポケストップでキャンセルコロン・クロススイッチャー月光手裏剣を高確率で宣言してきます。
その中でサイドレース1を押し付け続けることが出来るのがウッウの2枚目です。
2回のおとぼけスピットにより、220ダメージとなり、ちょうどパオジアンexを倒すことが出来ます。
これは非常に大きなポイントで、月光手裏剣を決められると盤面からキュワワーが消えてしまうためロスト10枚が達成しづらく、序盤にパオジアンに当てた110ダメージが最後のヤミラミのロストマインで回収するまでかなりの時間がかかる または 到達できない可能性すらあり、非常に苦しい展開が見込まれます。
それをウッウを押し付けることで、ベンチでギラティナVSTARを育てつつ、サイドを進めることができるというのが評価ポイントです。
また1ターン目に雪道を貼ると、高確率でキャンセルコロンクロススイッチャーまで到達することが難しくなる(ポケストップorロストスイーパーの自引きが要件になってくる)ため、
相手にウッウに付き合わせるプレイングも出来、勝ちにより近づきます。
またそれ以外でもウッウサイド落ちにほぼ怯えなくて良くなるため、ストレスフリーです。
WCSは長丁場になるので、思考が簡単になるカードは採用したいですね。
○トレーナーズ
・バトルVIPパス 4
・ネストボール 3
最低限のボール枚数です。
枠があればハイパーボールやネストボール4枚目、ヒスイのヘビーボールも採用したいですがその枠をサポートに回しています。
・すごいつりざお 2
エネルギーリサイクル1 すごいつりざお 1という構築も見かけますが、すごいつりざおは2枚以上以外ありえないレベルだと思っています。
エネルギーリサイクルを使いたい時と言うのは、かがやくゲッコウガをドローエンジンとして毎ターン隠し札を使用している想定かと思いますが、
実はかがやくゲッコウガの価値はこのデッキにおいてはそこまで高くない(と勝手に思っている)ため、すごいつりざおで事足ります。
上記の補足としては、基本的に頂への雪道を貼ってゲームを進行するデッキであるため、かがやくゲッコウガの特性が好きなタイミングで使えないことも多く、腐りやすいカードになるためです。
またヤミラミがサイド落ちした時には、すごいつりざおでないと使い回せなくなってしまうこともあり、採用価値はすごいつりざおの方が高いと考えています。
・ナンジャモ 2
・ツツジ 2
本リストの特徴その2です。
相手への手札干渉サポートが4枚も入っています。
ここは個人の見解ですが、ロストギラティナというデッキは基本的にサイドを先行され、捲るデッキというイメージを持っています。
アクロマの実験が手札にない場合、ギラティナVのアビスシークでロストを貯めていくためですね。
実際そのゲーム展開になった際は、ゲーム後半で如何にナンジャモ・ツツジを使用して相手の要求を増やすかというゲームになります。
またサイドを3枚先行された場合には、連続で使用しないと勝てないゲームも少なくありません。
その展開から、捲りやすさを意識した計4枚採用になっています。
ナンジャモは最悪序盤で使用してもこちらのハンドリフレッシュに繋がります。
ですのでナンジャモは2枚採用は固く、併せてツツジ2枚を採用しました。
又余談ですが、WCSのルール(BO3 50分制)のことも考えると時間を有意義に使えるカードとしてもありかなと思います。
○不採用カード
一般的なリストに入ってるカードのみ焦点を当てます。
・ロストスイーパー
自身の雪道をロストできるため、隠し札の起動ができるようになる他、ロストを肥やす札としても価値が高いカードです。
ですが引きたい時に引けるカードではなく、
序盤は使いたいカードですが後半は使いたくないカード(雪道はロストしたくない)になるので、不採用になりました。
・こだわりベルト
+30を出せるため、ウッウのおとぼけスピットの価値が高くなったり、ギラティナVSTARのロストインパクトが310になったりとこちらも価値が高いカードです。
しかし一方でロストスイーパーと同じく引きたい時に引けるか分からないカードであり、使いたい対面も限られます。
こだわりベルトの価値が特に高い対面は下記の通りです。
・ルギアVSTAR
・アルセウスVSTAR
・ミュウVMAX
Vガードエネルギー込でHPが310になるポケモンも含めると、この3つの対面で使用することが多いです。
しかしアルセウスVSTARにはこだわりベルトがなくても勝つことが出来る他、ルギアVSTARやミュウVMAXはそもそもの分布が少ないため、
今回は採用には至りませんでした。
・シンオウ神殿
主にはルギアへのメタカードになります。
Vガードエネルギー、ギフトエネルギー、リバーサルエネルギー、ジェットエネルギーを無効化することが出来ます。
非常に魅力的なカードである半面、ジェットエネルギーを3枚も入れているこのリストに置いては諸刃の剣になります。
また他の枠を割くほどルギアがトップメタでは無いため、採用を見送りました。
環境次第では入れたいカードですが、そもそもスタジアムが嵩張るデッキですので他のカードよりは優先順位が低めです。
③おわりに
ここまでご拝読いただき、ありがとうございました。
自身はWCSに出ることはかないませんでしたが、こういった経験を通じて将来WCSに行ける、そして勝てるプレイヤーになりたいですね。
ロストギラティナは黒炎の支配者環境でもまだまだやれるデッキだと思いますので、是非皆さんも使ってみてください！
おまけには今回の大会を通じて感じたBO3における難しさや、とりわけロストギラティナというデッキを使用する場合に自身が気をつけていたことを備忘録的に書きたいと思います。
ご支援いただけると次のnote(未定)の励みになりますので、祝い金で支援いただけますと幸いです。笑
それでは！
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